ミャンマーで発生した大規模地震。多くの尊い命が奪われ、家屋が倒壊するなど、甚大な被害が出ています。しかし、この未曾有の災害の中、国軍による空爆が継続されているという情報が、複数の独立系メディアから報じられています。被災地は混乱を極め、必要な支援が行き届かない深刻な状況に陥っています。
国軍の空爆、被災地を襲う
クーデター以降、国軍と民主派、少数民族勢力との武力衝突が続いてきたミャンマー。地震発生後も、この戦闘は止むことなく、むしろ激化しているという懸念の声が上がっています。独立系メディアによると、国軍は地震の震源に近いマンダレー地域の村を空爆。住民は恐怖に怯えながら避難生活を送っているといいます。
ミャンマー国軍トップのミンアウンフライン総司令官が被災地を視察している様子
中部マグウェ地域でも、地震で孤児院が倒壊し、子どもたちが死傷するなど、悲惨な状況が報告されています。しかし、この地域にも国軍のヘリコプターによる攻撃が行われたとの情報があり、被災地への支援活動は難航を極めている模様です。
支援活動の妨げとなる空爆
国連など国際社会は、ミャンマーへの人道支援を表明していますが、国軍の空爆が続く限り、支援物資を届けることは困難です。シャン州の少数民族勢力が支配する地域では、地震発生から数時間後にも空爆が行われ、多数の死傷者が出たと報じられています。
ミャンマー料理研究家のアウン・サン・スー・チー氏(仮名)は、「地震で苦しむ人々にとって、食料や医薬品などの支援はまさに命綱。国軍の空爆は、その命綱を断ち切る行為であり、到底許されるものではない」と語っています。
停戦と人道支援の必要性
民主派組織「国民統一政府(NUG)」は、救助活動を優先するため、傘下の武装組織による軍事作戦を2週間停止すると発表しました。しかし、一部地域では、抵抗勢力による国軍への攻撃も報告されており、予断を許さない状況です。
一刻も早い停戦と人道支援ルートの確保が求められています。国際社会は、ミャンマー国軍に対し、空爆の即時停止と人道支援への協力を強く求めるべきです。
ミャンマーの被災状況を示す写真
ミャンマーの人々は、地震という自然災害に加え、国軍の空爆という人災にも苦しめられています。国際社会は、この苦境にあるミャンマーの人々に手を差し伸べ、一日も早い復興を支援していく必要があります。