【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ政権は、ウクライナでの停戦に向けた協議でのロシアの姿勢を遅延戦術だとみて、いらだちを募らせている模様だ。米FOXニュースは1日、現状の停戦案は受け入れられないと明言したロシアに対し、米側は追加の対露制裁に踏み切る準備に入っていると伝えた。
ロシアのセルゲイ・リャプコフ外務次官は1日公表の露外交誌の取材に、米国の停戦案には紛争の「根本原因」の解決策がなく、受け入れられないと語った。解決策はウクライナの非武装化などを指す模様だ。
FOXニュースによれば、トランプ大統領は「プーチン露大統領が時間稼ぎをしている」と考えている。報道によれば、米側では、米欧の制裁を回避して露産石油を運ぶ「影の船団」と呼ばれるタンカー群への制裁強化案が検討されている。
ロイター通信によると、ホワイトハウスや国務省の当局者は先週末、露側が恒久的な和平協定締結に抵抗しているとの認識を共有し、制裁を含む対応策を協議。米国は今月20日までの停戦合意を目指しているとされるが、困難との見方が広がりつつある。