ミャンマーで発生した大規模地震。その揺れは国境を越え、タイの首都バンコクにも大きな被害をもたらしました。中でも、建設中の高層ビルが一瞬にして崩れ落ちたという衝撃的なニュースは、多くの人々に不安と恐怖を与えました。一体何が起きたのか、現場の様子やその後の状況を詳しく見ていきましょう。
バンコク中心部、建設中の高層ビルが崩壊
2025年3月28日午後、ミャンマー中部で発生したマグニチュード7.0の地震。その揺れは隣国タイにも伝わり、首都バンコクでは建設中の34階建て高層ビルが崩壊するという惨事が発生しました。当時、現場では約300人の作業員が作業に当たっていたとされ、多数の死傷者が出ている可能性が報じられています。
バンコクで崩壊した高層ビル付近で救助活動を行う救急隊員
崩落の瞬間、現場は白い煙に包まれ、逃げ惑う人々の悲鳴が響き渡りました。「逃げろ!ビルが崩れた!」という叫び声が、緊迫した状況を物語っています。消防当局は「死者数は増加する恐れがある」と深刻な表情で語りました。
揺れの恐怖、そして緊迫の30秒
バンコクでは、午後1時半頃に強い揺れを感じました。共同通信バンコク支局(22階)では、ゆっくりとした横揺れが30秒以上続き、ビルがきしむ不気味な音が響き渡ったといいます。この揺れによって、完成間近だった高層ビルの骨組みが耐え切れず、崩壊に至ったと見られています。
建物の耐震性について、専門家の山田一郎氏(仮名)は、「地震の規模や建物の構造によって被害状況は大きく変わる。今回の地震はマグニチュード7.0と大きく、建設中のビルは完成したビルに比べて強度が低い場合があるため、崩壊に至った可能性が高い」と指摘しています。
SNSで拡散される被害状況、ミャンマーの惨状
震源地に近いミャンマー中部では、被害はさらに深刻です。マンダレーなどでは、傾いたり倒壊したりした建物の映像がSNS上に数多く投稿され、被害の甚大さを物語っています。
崩壊した建物の様子
懸命の救助活動、そして今後の見通し
現在、タイ、ミャンマー両国では、懸命の救助活動が行われています。しかし、余震の発生も懸念されており、二次災害への警戒も必要です。また、今回の地震による経済的な損失も甚大で、今後の復興には長い道のりが予想されます。国際社会からの支援も不可欠となるでしょう。
今回の地震は、都市部における建物の耐震性の重要性を改めて浮き彫りにしました。今後の防災対策の強化が急務となっています。