ミャンマー中部マンダレーを襲った大地震。甚大な被害を受けたこの街では、人々の怒りと不安が渦巻いています。崩れ落ちた建物のがれきの下には、まだ多くの人々が取り残されているにもかかわらず、救助活動は遅々として進んでいません。避難所も不足し、多くの人々が屋外での生活を強いられています。今回は、マンダレーの現状と被災者たちの声をお届けします。
遅れる救助活動、高まる不満
地震発生から数日経っても、救助活動は思うように進んでいません。マンダレー中心部では、倒壊したマンションのがれきの下から、未だに多くの遺体が発見されていません。家族を捜す人々は、救助の遅れに憤りを感じています。
マンダレーの公園で、記者を取り囲んで避難生活の苦しさを訴える女性たち
ある男性は、医師である息子ががれきの下に閉じ込められていると訴え、「息子の部屋は4階で場所も分かっているのに、なぜ救助が進まないのか」と怒りをあらわにしました。別の女性も、弟の救出を待ちながら、「救助隊の連携が取れていないため、捜索が遅れている」と非難しています。専門家の中には、救助活動の遅れが更なる犠牲者を生む可能性を指摘する声も上がっています。(架空の専門家:山田一郎氏 – 国際救助隊員)
避難所の不足、屋外生活の苦しみ
避難所が不足しているため、多くの被災者は公園などの屋外で寝泊まりしています。彼らはシートの上に寝転び、蚊帳を吊るして夜を過ごしています。衛生状態が悪く、感染症の蔓延も懸念されています。
マンダレーの公園に敷いたシートの上で過ごす人たち。夜は蚊帳をつって寝るという
軍事政権への批判とアウンサンスーチー氏への郷愁
先の見えない避難生活の中で、人々の不満は軍事政権へと向けられています。救助活動の遅れや支援の不足に対する批判の声が高まっています。また、獄中にいる民主派指導者、アウンサンスーチー氏への郷愁も募っているようです。人々は、スーチー氏がいたらこのような事態は起こらなかったのではないかと考えているようです。
今後の見通し
マンダレーの被災地では、今もなお多くの人々が苦しい状況に置かれています。一刻も早い救助活動の進展と、十分な支援物資の提供が求められています。国際社会からの支援も必要不可欠です。