キッチンカーで買った美味しそうな唐揚げ、ワクワクしながら口にした瞬間…あれ?生焼け?こんな経験、誰にでもあるかもしれません。SNSでも、キッチンカーで購入した唐揚げが生焼けだったという投稿が話題になりました。今回は、万が一キッチンカーで食中毒になってしまったらどうすればいいのか、損害賠償請求できるのか、詳しく解説します。
キッチンカーで食中毒?損害賠償請求はできる?
実際に、X(旧Twitter)であるユーザーが、キッチンカーで購入した唐揚げが生焼けで、子どもが食べた後にお腹の調子が悪くなったと投稿し、大きな反響がありました。写真には、中心部が赤い、明らかに火が通っていない唐揚げが写っていました。病院で診てもらったところ、「お腹がゴロゴロしているので近々下痢するかもしれない」と言われたそうです。 こんな時、キッチンカー側に治療費や慰謝料などの損害賠償を請求することはできるのでしょうか?
損害賠償請求の可能性
食品衛生責任を持つキッチンカー側には、提供する食品の安全性を確保する義務があります。提供された唐揚げが生焼けで、それが原因で食中毒になった場合、損害賠償請求が可能です。
alt 生焼けの唐揚げ
損害賠償請求の方法
損害賠償を請求するには、キッチンカー側の過失を証明する必要があります。しかし、製造物責任法(PL法)を利用すれば、被害者側の立証責任が軽減されます。PL法とは、製造物の欠陥によって人に損害が生じた場合、製造業者の責任を問える法律です。この法律に基づけば、製造物に欠陥があったことを証明すれば、製造業者の過失を立証する必要はありません。
前述のケースでは、写真から唐揚げが生焼けであることが明らかであり、通常求められる安全性を欠いている「欠陥」があると認められます。そして、その唐揚げを食べたことで下痢などの症状が出たのであれば、「欠陥」と「損害」の因果関係も認められるでしょう。 つまり、キッチンカー側が免責事由を証明できない限り、責任を負うことになります。
食中毒になったらまず何をすべき?
もしキッチンカーで買ったものを食べて体調が悪くなったら、落ち着いて以下の手順を踏むことが大切です。
1. 医療機関を受診
まずは医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。医師の診断書は、後々の損害賠償請求において重要な証拠となります。 自己判断で市販薬を服用するのではなく、必ず医師の診察を受けましょう。
2. 証拠の確保
食べたもの、レシート、お店の名前や場所、日時などを記録しておきましょう。可能であれば、写真や動画なども撮影しておくと良いでしょう。 これらは、因果関係を証明するための重要な証拠となります。
alt 食中毒になったら病院へ
3. キッチンカーへの連絡
症状や状況をキッチンカー側に伝えましょう。誠実な事業者であれば、適切な対応をしてくれるはずです。 この際、感情的にならず、冷静に事実を伝えることが重要です。
4. 消費生活センターへの相談
状況が複雑な場合や、キッチンカー側との交渉がうまくいかない場合は、消費生活センターに相談しましょう。専門の相談員が、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
食中毒を予防するために
食中毒を予防するためには、消費者側も注意が必要です。キッチンカーを選ぶ際には、清潔感や衛生管理に気を配りましょう。また、調理の様子が見える場合は、しっかりと火が通っているか確認することも大切です。
専門家の意見
食品衛生コンサルタントの山田花子さん(仮名)は、「キッチンカーは、店舗と比べて衛生管理が難しい場合もあります。消費者も、お店の清潔さや調理方法に注意を払い、自己防衛を心がけることが大切です」と述べています。
キッチンカーで楽しい食事を楽しむためにも、食中毒のリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
まとめ
キッチンカーで提供される食品で食中毒になった場合、損害賠償請求が可能です。製造物責任法を活用することで、被害者側の立証責任を軽減できます。 食中毒を予防するためには、消費者側も衛生管理に注意を払い、万が一食中毒になってしまった場合は、適切な手順を踏んで対応しましょう。