国民的番組として長年愛され続けているNHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」。放送開始から60年以上経った今でも、そのヒロインの座は若手女優にとって憧れの的であり、成功への登竜門となっています。多くの視聴者に愛され、記憶に残る名演技を披露したヒロインたちは、その後どのような活躍を見せているのでしょうか？本記事では、2010年以降の朝ドラヒロインの中から、特に成功を収めた女優たちの輝かしい軌跡を辿ります。
2010年以降の朝ドラヒロイン：成功者の共通点とは？
2010年以降、数多くの女優たちが朝ドラヒロインとしてお茶の間を彩ってきました。彼女たちの共通点は、確かな演技力はもちろんのこと、作品を通して視聴者に夢や希望、そして感動を与えてくれる存在であること。今回は、WEBアンケートツール「Freeasy」を用いたアンケート調査結果に基づき、朝ドラ好きの男女500人が選ぶ「成功していると思う朝ドラヒロイン」ランキングTOP3とその人気の秘密に迫ります。
第3位：広瀬すず（『なつぞら』）と伊藤沙莉（『虎に翼』）
同率3位には、記念すべき100作目『なつぞら』の広瀬すずさんと、2024年度前期『虎に翼』の伊藤沙莉さんがランクイン。
広瀬すずさんは、戦災孤児という過酷な運命を背負いながらも、アニメーターとして夢を叶えるヒロイン「奥原なつ」を熱演。持ち前の明るさと芯の強さを表現した演技は多くの視聴者の心を掴み、「国民的女優」としての地位を確固たるものにしました。
広瀬すず
一方、伊藤沙莉さんは、日本初の女性法律家を目指す「猪爪寅子」を演じ、戦時下という激動の時代を力強く生き抜く姿を繊細に表現しました。専門用語の多い難しい役どころを見事に演じきり、演技派女優としての評価をさらに高めました。
第2位：永野芽郁（『半分、青い。』）
第2位は、『半分、青い。』でヒロイン「鈴愛」を演じた永野芽郁さん。幼い頃に片耳を失聴しながらも、持ち前の明るさと前向きさで夢に向かって突き進むヒロインの姿は、多くの視聴者に勇気を与えました。当時まだ10代でありながら、複雑な役柄を繊細かつ力強く演じきった永野さんの演技力は高く評価され、その後の活躍の礎となりました。
第1位：有村架純（『ひよっこ』）
そして栄えある第1位に輝いたのは、『ひよっこ』のヒロイン「谷田部みね子」を演じた有村架純さん。高度経済成長期の東京を舞台に、集団就職で上京したみね子が、様々な困難に立ち向かいながら成長していく姿を描いた本作。有村さんは、みね子のひたむきさや素朴な魅力を見事に表現し、多くの視聴者の共感を呼びました。
『ひよっこ』の大ヒットにより、国民的女優としての地位を不動のものとした有村さん。その後の活躍は目覚ましく、数々の映画やドラマで主演を務めるなど、まさに「シンデレラストーリー」を体現しています。
朝ドラヒロイン：未来への期待
朝ドラヒロインは、単なる役柄ではなく、多くの若手女優にとって夢を叶えるための大きなチャンスです。彼女たちの努力と才能が、日本のドラマ界をさらに盛り上げていくことでしょう。今後の朝ドラヒロインたちの活躍に、大きな期待を寄せたいと思います。
