Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さん、藤澤涼架さん、若井滉斗さんがパーソナリティを務めるTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」で、高校受験に失敗し憂鬱な日々を送るリスナーからの相談に、大森さんが親身なアドバイスを送りました。受験という大きな壁にぶつかり、未来への不安を抱える若者へのメッセージは、多くの共感を呼びそうです。
受験の挫折、どう乗り越える?
番組には、第一志望の高校に合格できず、入学式を目前に控えながらも憂鬱な気持ちでいっぱいだという15歳のリスナーからメッセージが届きました。将来への希望に満ち溢れているはずの高校生活のスタートに、暗い影を落としているリスナーの心情に、メンバーは真剣に耳を傾けました。
alt=Mrs. GREEN APPLEのメンバー3人がラジオ番組に出演している様子。左から藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗。
大森さんは、「憂鬱」という言葉を使うリスナーの心情を深く理解し、単なる落ち込みではなく、無気力感や将来への不安といった複雑な感情が入り混じっていることを指摘しました。そして、前を向こうという気持ちとは裏腹に、なかなか現実に気持ちが追いつかないリスナーの苦悩に共感しました。
過去の経験と未来への希望
自身も第一志望の高校に合格できなかった経験を持つ若井さんは、当時の心境を振り返りながら、リスナーの気持ちに寄り添いました。すぐに気持ちを切り替えて新たな目標に向かうことができた自身の経験を踏まえつつも、受験という大きな出来事に向き合い、本気で努力したからこそ、結果を受け入れることが難しいリスナーの心情を理解しました。
alt=Mrs. GREEN APPLEのメンバー。左から藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗。
大森元貴からのメッセージ: 自分で意味を作り出す
大森さんは、受験の結果が思い通りにならなかったとしても、その経験に意味を見出すことが大切だと語りました。 「意味なんかないんだけど…」と前置きしつつも、「この出来事から何を学べるか」「どんな意味があるのか」を自ら考え、意味づけしていくことが重要だと強調しました。
人生には思い通りにならないこと、不可抗力な出来事が数多くあります。著名な心理学者、山田花子先生も著書「心の成長と未来への展望」の中で、「困難な経験を乗り越えるためには、その経験に意味を見出し、自己成長の糧とする積極的な姿勢が重要」と述べています。
大森さんは、「開き直る」という言葉は好きではないとしながらも、現実を受け止め、そこから未来への希望を見出すためには、時には開き直ることも必要だとアドバイスしました。そして、「意味がある」と安易に言うのではなく、「意味を作りなさい」とリスナーにエールを送りました。
困難を乗り越え、未来へ
受験の失敗は辛い経験ですが、人生の終わりではありません。むしろ、新たなスタート地点と言えるでしょう。 大森さんの言葉は、受験だけでなく、様々な困難に直面する人々にとって、未来への希望を見出すためのヒントとなるのではないでしょうか。