インド西部アーメダバードで6月に発生した印航空大手エア・インディアの旅客機墜落事故に関し、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは10日、エンジンに燃料を供給するスイッチが墜落時にオフになっていた可能性があると報じた。これによって離陸直後に機体の推進力が失われ、墜落した恐れがあると伝えている。
事故調査に当たる米当局関係者の話として報じた。通常はスイッチが入った状態で飛行するが、オフになっていた理由は不明としている。事故機である米ボーイング製「787―8」型機にはこれまで問題は確認されていない。墜落当時の操縦士の操作が適切だったかどうかに重点を置いて調査を進めているという。(ニューヨーク支局 小林泰裕)