TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は6日、元タレントの中居正広氏(52)による元同局社員に対する「性暴力」と認定したフジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)が3月31日に公表した第三者委員会の調査報告について特集した。
報告書を読んだコメンテーターでBS―TBS「報道1930」のキャスターを務める松原耕二氏は「本当に胸が苦しくなりました。女性はどんどん追い詰められていく」などと感想を明かした。
さらに松原氏は「私、TBSのビデオ問題…オウム真理教を巡るね。そのまさに渦中にいた1人の人間として思うのは」と切り出した。
松原氏が明かした「ビデオ問題」は、同局で1989年に放送していた情報番組のスタッフが同年10月に「オウム真理教」の要求を受け、被害者弁護団の坂本堤弁護士のインタビューを収録した放送前のビデオテープを同教団の幹部らに見せた不祥事。
松原氏は「あの時実感したのは信頼は崩れるのは一瞬だ、と。ただ、取り戻すのはとてつもなく大変だということなんです」などと明かし、フジテレビに「現場にきちっと作りたい、伝えたいという思いの若手がいる限りは必ず再生できると思います。現場にいる若手たち、もがいていると思います。ぜひエールを送りたいと思います」とメッセージを送っていた。
報知新聞社