フジテレビの第三者委員会による調査報告書が公表され、中居正広氏(52)の性暴力問題が明るみになり、芸能界引退という衝撃的な結末を迎えた。本記事では、この問題の真相と中居氏の今後について掘り下げていく。
中居正広氏の性暴力問題:第三者委員会の調査報告
第三者委員会は、中居氏と被害女性Aさんとのトラブルを「性暴力による重大な人権侵害」と断定。さらに、中居氏とフジテレビ編成幹部B氏による口封じ工作の実態も明らかになった。1997年当時、国民的アイドルとして人気絶頂だった中居氏のイメージとはかけ離れたこの事実は、多くのファンに衝撃を与えた。
1997年の若き中居正広氏
引退後の生活と葛藤
1月にファンクラブサイトで引退を発表した中居氏は、憔悴しきった様子で、常に誰かがそばについて見守っていたという。支えとなったのは、15年来の恋人であるダンサーのMさんだ。Mさんは中居氏の過ちを受け入れ、彼を支え続けている。
運転席に座る中居正広氏
引退後は「何もしない」と語っていた中居氏だが、海辺の拠点でMさんとの生活を送りながらも、葛藤を抱えているようだ。旧知の仲間には悔恨の思いを吐露し、芸能関係者には「こんなはずじゃなかった」と自嘲気味に語っていたという。Aさんとのトラブルが解決すれば、芸能活動を続けられると思っていたのかもしれない。
SMAP再結成の夢と木村拓哉氏の思い
中居氏の引退により、SMAP再結成の夢は絶たれた。第三者委員会の報告書公表直前、元メンバーの木村拓哉氏(52)はラジオ番組で、グループ活動を続けることの難しさについて語っていた。SMAP活動休止前に中居氏の女性関係に警鐘を鳴らしていたという木村氏は、今回の事態を複雑な思いで見つめているだろう。
“ジャニーズの申し子”から転落
かつて“ジャニーズの申し子”と呼ばれ、事務所の模範とまで言われた中居氏。しかし、今回の性暴力問題により、そのイメージは大きく損なわれた。SMAPでの活動が当たり前ではなかったことを、今、最も痛感しているのは中居氏本人かもしれない。
今後の展望
中居氏の芸能界復帰は難しいと見られる。今後の生活はMさんと共に静かに送ることになるだろう。今回の事件は、芸能界における性暴力問題の深刻さを改めて浮き彫りにした。業界全体が、再発防止に向けた取り組みを強化していく必要があるだろう。