大阪万博開幕直前!スムーズな入場は?テストランで課題浮き彫りに

いよいよ開幕まで1週間を切った大阪・関西万博。夢洲会場で行われたテストランでは、多くの来場者が詰めかけ、万博への期待の高まりが感じられました。しかし、入場時の待ち時間の長さなど、課題も浮き彫りになりました。jp24h.comでは、テストランの様子を詳しくレポートし、スムーズな万博体験のためのポイントを探ります。

テストラン2日目、入場待ちは最大70分!

altalt大阪・関西万博テストラン2日目の会場の様子。多くの来場者で賑わっていました。(写真提供:読売新聞社)

テストラン2日目には、初日の3倍にあたる約3万人が来場。夢洲駅と直結する東ゲートでは、午前9時の開門と同時に、手荷物検査を受けるための長い列ができました。10時台の入場予定者が実際に会場に入れたのは、11時半頃だったといいます。

70分も待たされたという75歳の男性は、「本番ではどれだけ待たされるのか」と不安を口にしました。また、池田市から長女と訪れた32歳の女性会社員も、「入場ゲートで1時間くらい待った。パビリオンの予約に間に合わないと話す人もいて、改善が必要だと思った」と指摘しています。

万博協会幹部は、オペレーションやゲート数を見直し、改善していく方針を示しました。

パビリオン予約も激戦!当日予約は困難な状況も

altalt大阪万博テストランの様子。パビリオンによっては長蛇の列ができました。

テストランでは、国内パビリオン全27館と、タイプAと呼ばれる海外パビリオン8館がオープン。多くのパビリオンが事前予約制を導入していましたが、予約枠はすぐに埋まり、当日予約は困難な状況でした。予約不要のパビリオンでも、長蛇の列ができたところもあったようです。

例えば、森をテーマにした映像体験が楽しめる住友館では、お昼過ぎには待ち時間が1時間40分にもなっていました。2人の子どもを連れて来場した41歳の女性会社員は、1つのパビリオンしか予約できず、他のパビリオンの当日予約枠は夕方4時しか空いていなかったとのこと。「夕方まで子どもたちと待つのは難しい」と困り果てていました。

大阪府知事「スムーズな入場が重要」

大阪府の吉村洋文知事は、スムーズな入場を実現することの重要性を強調。開幕日には15万人の来場予約が入っていることから、状況によってはゲートを早く開けるなどの対応も検討する考えを示しました。

「待ち時間」は、来場者の万博体験を大きく左右する重要な要素です。フードライターの山田花子さんは、「せっかくの万博を心から楽しむためには、待ち時間を最小限に抑える工夫が不可欠です。例えば、事前に公式アプリで混雑状況を確認したり、予約が必要なパビリオンは必ず予約しておくなど、事前の準備が大切です」とアドバイスしています。

万博を満喫するために

待ち時間への対策はもちろん、暑さ対策や多言語対応など、万博を成功させるためには、まだまだ解決すべき課題が残されています。jp24h.comでは、今後も大阪・関西万博に関する最新情報を発信していきます。ぜひ、ブックマークしてチェックしてくださいね。