【エルサレム=福島利之】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は6日、トランプ米大統領との首脳会談のためワシントンに到着した。首相府の発表によると、ネタニヤフ氏は同日、ハワード・ラトニック商務長官と会談した。7日にトランプ氏と会談し、パレスチナ自治区ガザの情勢や「相互関税」を巡り協議する予定だ。
ガザへの攻撃を巡り、ネタニヤフ氏には国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている。このため、同氏が搭乗した専用機は、ICC加盟国で逮捕状を執行する可能性があるアイルランドやオランダなどの上空を避けて、訪問先のハンガリーから米国へ飛行した。クロアチアやイタリアなどの上空を通り、通常ルートより約400キロ長くなったという。