12歳のYouTuber、Tarou君をご存知でしょうか？人気オンラインゲーム「フォートナイト」の実況で19万人以上の登録者数を誇る彼が、中学校に進学しないという選択をしたことが話題となっています。今回は、Tarou君とそのご両親に独占インタビューを行い、その決断の背景にある教育方針や将来のビジョンについて詳しくお聞きしました。
ゲーム実況で培われる発信力と自己実現
小学校2年生から「フォートナイト」の実況配信を始め、今では大手YouTuberとして活躍するTarou君。中学校へは進学せず、1日9～11時間をゲームの練習に充てるという異色の生活を送っています。
alt="ランドセルを背負いYouTubeから贈られた銀の盾を持つTarou君"
ご両親は、子どもたちが「自分の力で楽しく生きていける大人」になることを目指した教育方針を掲げています。Tarou君にとっては、それがゲームを通しての自己実現であり、将来的な収入源の獲得にも繋がると考えているようです。
従来の教育とは異なる学びの形
弟たちは勉強が好きで、漢字やプログラミングを自主的に学ぶ一方で、Tarou君はゲームに情熱を注いでいます。ご両親は、子どもたちの個性を尊重し、それぞれの興味関心に合わせた学習環境を提供しているとのこと。
alt="海外でフォートナイトの大会の様子を実況するTarou君"
「漢字を覚える、プログラミングをする、それ自体に明確な目的がなければ意味がない」という父親の考えは、従来の教育観にとらわれない、柔軟な視点を感じさせます。
YouTuberとしての活動と将来への展望
Tarou君の目標は「フォートナイト」の世界大会出場。YouTube活動は、あくまでそのための手段と捉えているようです。
父親は、YouTuberとしての活動を通して、Tarou君が「自分でメディアを持つ経験」を積むこと、発信力や伝える力を身につけることを期待しているといいます。教育評論家の山田先生（仮名）も、「現代社会において、情報発信能力は非常に重要です。Tarou君のように、幼い頃から実践的に学ぶことは大きなアドバンテージとなるでしょう」と述べています。
しかし、YouTubeを続けるかどうかは、Tarou君のモチベーション次第。父親は、Tarou君が楽しく活動できるような企画を考え続けることが自身の役割だと語っています。まるで、子どもが興味を持ちそうな参考書を親が用意するのと同様、Tarou君にとってYouTubeは、ゲームのスキル向上だけでなく、自己表現や社会との繋がりを学ぶ貴重な場となっているようです。
Tarou君の挑戦は、私たちに新しい学びの形、そして子どもたちの可能性について改めて考えさせてくれます。今後の活躍に注目が集まります。
