ワンオペ育児のリアル:女優・須藤理彩さんが月30万円のベビーシッター代を支払っていた過去を告白

女優の須藤理彩さんが、日本テレビ系「上田と女がDEEPに吠える夜」に出演し、ワンオペ育児の苦労を赤裸々に語りました。高校3年生の長女と中学1年生の次女を育てる須藤さん。2016年に亡くなった夫でBOOM BOOM SATELLITESの川島道行さんと共に東京で暮らしていた頃は、まさにワンオペ育児の真っただ中だったと言います。

仕事と育児の両立の難しさ

女優という仕事の性質上、時間の融通が利きにくい場面も多く、突然のスケジュール変更に悩まされたそうです。「この時間にシッターさんに来ていただくようお願いしていたのに、撮影が巻いたので早めに入ってください、と言われると、この1時間誰に見てもらおう…と途方に暮れました」と、当時の切実な状況を告白しました。番組MCの上田晋也さんからの「そういう時は誰にお願いするんですか?」という質問に対し、須藤さんは「申し訳ないのですが、ママ友にお願いしていました」と答えました。

須藤理彩さん須藤理彩さん

月30万円!驚きのベビーシッター代

番組ではベビーシッター事情についても話が及びました。須藤さんは託児所併設のベビーシッター派遣サービスを利用していたと明かし、「朝8時に預けて夜の10時まで預かってくれるんです。お昼ご飯なども全部用意してくれて、10時を超える仕事の時はシッターさんが家に連れて帰ってくれて、鍵も預けていました。おかげでいつも同じシッターさんを手配してもらえるようになりました」と、当時の状況を説明しました。

上田さんが「費用はどれくらいかかるんですか?」と尋ねると、須藤さんは「30万円くらい、月に払ったことがあります。自分の稼ぎよりシッターさんに払うお金の方が高いんじゃないか、という月もありました。それでも仕事を続けていくための経費として、マイナスになってもここは頼まなければ、と割り切っていました」と、驚きの金額を明かしました。

ワンオペ育児の経済的負担

育児と仕事の両立には、時間だけでなく経済的な負担も伴います。特にワンオペ育児の場合は、頼れる人がいないため、ベビーシッターなどの外部サービスを利用せざるを得ないケースも多く、高額な費用が家計を圧迫することも少なくありません。「子育て支援NPO法人フローレンス」代表理事の駒崎弘樹氏も、ベビーシッター代の高さは大きな社会問題だと指摘しています。

須藤さんの家族

須藤さんは2006年に川島道行さんと結婚。2007年に長女、2011年に次女が誕生しました。川島さんは2016年10月、脳腫瘍のため47歳という若さでこの世を去りました。

現在、須藤さんは実家で二人の娘と生活しています。ワンオペ育児の大変さを経験した須藤さんの告白は、多くの共感を呼ぶとともに、子育て支援の重要性を改めて問いかけるものとなりました。