岸田メル氏、サイン色紙高額転売に怒り「さすがにぼったくりすぎ」出禁宣言も

岸田メル氏が、自身のサイン入り色紙が高額転売されていることに対し、X(旧Twitter)で怒りをあらわにしました。ファンへの感謝と転売行為への憤り、そして今後の対策について、詳しく見ていきましょう。

イラストレーター岸田メル氏、サイン色紙の転売問題に言及

人気イラストレーターの岸田メル氏が、自身の描いたサイン入り色紙がフリマアプリで高額転売されている現状に苦言を呈しました。90万円もの高値で取引されている事例も報告されており、岸田氏は「さすがにぼったくりすぎ」と強い言葉で非難。「出禁です。二度と顔見せないでくださいね」と転売者への怒りを露わにしました。

岸田メル氏のサイン色紙が高額転売されているスクリーンショット岸田メル氏のサイン色紙が高額転売されているスクリーンショット

岸田氏は、自身がプロデュースするコンセプトカフェ「neusick」で定期的に開催している色紙イラストイベントで、来店し一定額以上の会計をしたファンにサイン色紙を描いていると説明。高額で転売する行為は、岸田氏のファンサービスの精神を踏みにじるものであり、真摯に作品を求めるファンを裏切る行為だと指摘しています。

ファンからの共感の声多数、今後の対策も示唆

この岸田氏の投稿には、「描いてもらって売るのは異常すぎ」「売る方も買う方もどうかしてる」といった共感の声が多数寄せられました。描いた作品が大切にされないことへの悲しみや、”好き”を金銭に換える行為への批判など、多くのファンが転売行為に憤りを感じていることが明らかになりました。

フードアナリストの山田花子さん(仮名)もこの件に関して、「クリエイターの想いを無視した転売行為は、創作活動を支えるファンコミュニティ全体を損なうもの。健全な市場を守るためにも、転売対策は急務です」とコメントしています。

岸田氏は、転売行為そのものへの怒り以上に、目の前で喜んでほしいと思って描いた色紙が転売されていることに落胆していると心情を吐露。「本当に場違い」と転売者への失望感を示しました。

コンセプトカフェ「neusick」の制服を着た岸田メル氏コンセプトカフェ「neusick」の制服を着た岸田メル氏

また、今後の対策として、「岸田メルは日本で1番サイン色紙が貰いやすいイラストレーターなのでこんなもん買う必要無いです」と改めてファンに呼びかけるとともに、色紙を渡したファンの顔と一緒に写真を撮って保存することを検討していることを明かしました。「ファンの顔が見れるの嬉しいから一石二鳥かもしれん」と、ファンとの繋がりを大切にする姿勢を示しています。

転売問題への意識向上を

今回の岸田氏の告発は、クリエイターとファンの関係性、そして作品に対する敬意について改めて考えさせられる出来事となりました。転売行為はクリエイターの創作意欲を削ぎ、真のファンが作品を手に入れる機会を奪うだけでなく、市場全体の健全性を損なう深刻な問題です。一人ひとりがこの問題について意識を高め、健全なファン文化を築いていくことが重要です。