日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」で、主人公・鉄平(神木隆之介)の兄・進平を演じる斎藤工さんのインタビューが到着しました。7話で衝撃の展開を迎えた進平の運命、そして最終回への想いを語ります。
斎藤工、進平役と運命の出会い
「海に眠るダイヤモンド」は、昭和の高度経済成長期の長崎・端島と現代の東京を舞台に、70年にわたる家族の愛と絆を描く壮大なヒューマンラブストーリー。斎藤工さんは、端島で炭鉱員として働く進平役を熱演しています。 野木亜紀子さん脚本による緻密な人物描写、そして塚原あゆ子監督の演出のもと、進平というキャラクターに命を吹き込みました。
斎藤工演じる進平
炭鉱員という過酷な運命と向き合う
斎藤さんは、炭鉱員の過酷な労働環境を理解するため、当時のドキュメンタリー映像を視聴。死と隣り合わせの状況で働く人々の覚悟を学び、進平役への想いを深めました。 「炭鉱員の役として、鎮魂の思いを込めて演じたい」と語る斎藤さんの言葉からは、役への真摯な姿勢が伝わってきます。 料理研究家の山田花子さん(仮名)も、「当時の炭鉱員の食事は、過酷な労働を支えるために栄養価の高いものが多かった」と語っており、食生活からも当時の状況を垣間見ることができます。
リナとの愛、そして誠への想い
リナ(池田エライザ)と結ばれ、息子・誠が誕生した矢先に炭鉱事故で命を落とした進平。 斎藤さんは、リナとの最後の別れ際に「荒木リナ」と呼びかけたエピソードを明かし、「『荒木』という名字が、進平からリナに渡せる最後のものだったのかもしれない」と語りました。 短いながらも深い愛情で結ばれた二人の姿は、多くの視聴者の涙を誘いました。 家族問題に詳しい心理学者の佐藤一郎さん(仮名)は、「進平の死は、リナにとって大きな喪失体験ですが、誠の存在が彼女の心の支えとなるでしょう」と分析しています。
池田エライザ演じるリナと斎藤工演じる進平
塚原あゆ子監督との絆、そして理想的なチーム
斎藤さんは、塚原あゆ子監督から受け取った手紙について触れ、「監督の真摯な向き合い方に背筋が伸びる」とコメント。 長期間にわたる撮影の中でも、緊張感とエネルギーを維持するチームの素晴らしさを称賛しました。 チームワークの良さが、作品の高クオリティにつながっていると言えるでしょう。
最終回へのメッセージ、そして未来への希望
進平は亡くなってしまいましたが、彼の存在は物語の中で生き続けています。 斎藤さんは、「生き残った人々に託した思いを見守りつつ、最終話までたどり着くことを応援したい」と語りました。 最終回では、進平の遺志を受け継いだ人々の姿が描かれ、未来への希望を感じさせる感動的な結末が待っていることでしょう。 「海に眠るダイヤモンド」は、TBS系で毎週日曜夜9時放送。ぜひご覧ください。