故森永卓郎氏のDNAを受け継ぐ!長男・康平氏が語る父への想い、そして未来への展望

森永卓郎氏の急逝から2ヶ月。B級コレクション13万点以上を収蔵する「B宝館」で、長男であり、同じく経済アナリストの森永康平氏にインタビューを行いました。父への想い、受け継いだ経済思想、そして自身の展望について語っていただきました。

父・森永卓郎氏との思い出とB宝館

森永卓郎氏と森永康平氏森永卓郎氏と森永康平氏

「父に似ていると言われるのは、少し複雑な気持ちです(笑)」と語る康平氏。その笑顔は、確かに森永氏を彷彿とさせます。13万点を超えるコレクションが所狭しと並ぶB宝館は、森永氏の情熱の結晶。ミニカー、空き缶、崎陽軒の醤油入れ、そしてユニークなだじゃれグッズまで、その多様性に驚かされます。康平氏は、生前の父の姿を偲びながら、この膨大なコレクションを弟と共に管理していく決意を新たにしました。

メディア出演と世襲批判への想い

がん公表後も精力的に活動していた森永氏。康平氏は、亡くなった後も届く出版契約書やゲラに、父の仕事への情熱を感じ、切ない思いを抱いています。一部メディア出演が減ったことについては、「干された」と父は語っていたそうですが、真相は不明とのこと。それでも、最後まで応援してくれた番組関係者への感謝を述べました。

康平氏自身も、父の代役を務めた経験を経て、今後いくつかの番組を引き継ぐことが決まっています。「世襲」への批判的な声もあることを認識しつつも、「父のイメージを壊さないように、しかし自分のスタイルで進んでいきたい」と力強く語りました。

経済思想の継承と独自の見解

B宝館に展示されているコレクションB宝館に展示されているコレクション

財務省批判など、父の主張を受け継ぎつつも、康平氏は独自の視点を持ち合わせています。例えば、財務省解体論については、解体後の具体的なビジョンを示す必要性を強調。日経平均株価の大暴落予想に関しても、父とは異なる見解を示し、年末には回復する可能性を示唆しました。

コレクションの未来と康平氏の展望

B宝館は弟が新館長となり、月に一度のオープンを継続する予定です。だじゃれグッズ収集を手伝った経験もある康平氏ですが、今後のコレクション増加については未定とのこと。

弱者に寄り添い、経済を分かりやすく伝えるという森永氏の姿勢は、確かに康平氏に受け継がれています。父への敬意と独自の視点を持ち、未来へ歩みを進める康平氏の活躍に期待が高まります。