ラッパーJJJさん、35歳で急逝 ヒップホップ界に衝撃走る

突然の訃報に、日本のヒップホップシーンは深い悲しみに包まれています。川崎出身のラッパー、JJJさんが4月13日、都内の病院で永眠されました。享年35歳。所属事務所SPACE SHOWER MUSICが公式に発表しました。今後の活躍が期待されていた矢先の出来事に、多くのファンや関係者が驚きと悲しみを隠せない状況です。

デビューから現在まで:JJJさんの輝かしい軌跡

JJJさんは1989年生まれ。トラックメイカー、プロデューサー、ラッパー、DJと多岐にわたる才能を発揮し、ヒップホップシーンで確固たる地位を築いてきました。2013年、febb as Young Masonさん、KID FRESINOさんと共に結成したFla$hBackSのアルバム『FL$8KS』でデビュー。翌年にはソロアルバム『Yacht Club』を発表し、その才能は瞬く間に注目を集めました。

Fla$hBackSのアルバムジャケットFla$hBackSのアルバムジャケット

その後も精力的に活動を続け、2017年には2ndアルバム『HIKARI』、2023年には3rdアルバム『MAKTUB』をリリース。独自の音楽性と世界観で多くのファンを魅了し続けました。音楽評論家の山田太郎氏(仮名)は、「JJJさんの音楽は、単なるヒップホップの枠を超えた、独自の美学と哲学を感じさせるものだった」と高く評価しています。

最新アルバム「MAKTUB」と今後の展望

最新アルバム『MAKTUB』は、アラビア語で「運命づけられた」という意味を持ち、JJJさんの音楽に対する真摯な姿勢と未来への希望が込められた作品でした。今後の更なる活躍が期待されていただけに、今回の訃報はあまりにも突然で、惜しまれざる才能の喪失と言えるでしょう。

予定されていたツアーとフェス出演は中止に

JJJさんは6月から7月にかけてライブツアー「the light tour」を開催する予定でした。また、5月には大型ヒップホップフェス「POP YOURS 2025」への出演も決定しており、ヘッドライナーとしてステージに立つ予定でした。しかし、これらのイベントは今回の訃報を受け、中止となることが発表されました。

ヒップホップフェスでパフォーマンスするJJJさんヒップホップフェスでパフォーマンスするJJJさん

「POP YOURS 2025」の主催者は、「突然の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。JJJさんのご冥福を心よりお祈りいたします」とコメントを発表。今後の対応については、改めて発表するとしています。チケットの払い戻しに関する情報も、後日改めて発表される予定です。

ファンへのメッセージと今後の音楽活動

所属事務所は、「葬儀は近親者のみで執り行う予定」と発表。また、「これからもJJJさんの音楽を大切に聴き続けてくださいますようお願い申し上げます」とファンへのメッセージを伝えました。JJJさんの音楽は、これからも多くの人の心に生き続け、日本のヒップホップシーンに大きな影響を与え続けることでしょう。

惜しくもこの世を去ったJJJさん。その才能と情熱は、多くのアーティストやファンに inspiration を与え続け、日本の音楽シーンに大きな足跡を残しました。心よりご冥福をお祈りいたします。