お笑い芸人として活躍し、現在は「恋愛マスター」を名乗って結婚相談所を運営、数々のカップルを成婚に導いているくじらさん。その妻である佐々木かいさんが結婚を決意したのは9年前のことです。くじらさんが佐々木さんより13歳年上であることに加え、バツイチだったこともあり、当時世間からは「なぜ?」という声が上がったといいます。今回は、佐々木かいさんへのインタビューを通じ、二人のなれそめや、くじらさんの知られざる魅力、そして年の差婚に対する考えに迫ります。
出会いと「恋愛マスター」の第一印象
佐々木かいさんは、くじらさんとの出会いを「小学校時代からの友人がたまたま彼と親交があり、そのつながりで飲み会でお会いしたのが最初でした」と語ります。当時からくじらさんが芸人であることは知っており、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」などでの活躍も認識していたとのこと。しかし、当時のくじらさんはまだ「恋愛マスター」とは名乗っていなかったそうです。最初の出会いから、ごく自然な会話を重ねるうちに二人の距離は縮まり、二人きりで飲みに行く関係へと発展していきました。
結婚相談所で多くのカップルを導く「恋愛マスター」芸人くじらさんと妻の佐々木かいさん
「外見は軽トラ、中身はフェラーリ」:自信と男らしさに惹かれて
テレビ番組で「美女がなぜブサイク芸人と結婚を決めた?」と取り上げられたこともあったという二人の結婚。佐々木さんは振り返り、「やはりくじらさんは、恋愛マスターだな」と感じた部分があったかという問いに対し、「最初はすごく自分に自信がある人だなという印象でした」と明かします。何の根拠があるのか、いつも堂々として自信に満ち溢れている姿が、佐々木さんには「カッコよく見えちゃった」といいます。
先輩芸人の土田晃之さんからは「お前は外見が軽トラだけど、中身はフェラーリだよな」と言われていたというくじらさん。佐々木さんは「ほんとに中身が男らしいというか、おおらかだし、話しているうちに魅力を感じました」と語ります。自分自身にあまり自信がなかった佐々木さんにとって、くじらさんの揺るぎない自信は非常に魅力的に映ったのかもしれません。外見にとらわれず、内面の強さや人間性に惹かれたことが、結婚への大きな決め手となったようです。
知性と読書家としての顔:多才なくじらの魅力
くじらさんの魅力は、その自信と男らしさだけではありませんでした。佐々木さんによると、「くじらさんって実はすごく本を読む人で、さまざまなジャンルが本棚に並んでいる」とのこと。会話をしていても知識が豊富で、その博識ぶりに驚かされることが多かったといいます。このような勉強熱心な一面は、まさに「恋愛マスター」と称されるゆえんかもしれません。彼の深い知識と知的好奇心もまた、佐々木さんの心を掴んだ重要な要素でした。
13歳差の壁は?「ジェネレーションギャップはカラオケくらい」
佐々木さんが29歳、くじらさんが42歳で結婚したという二人。13歳という年齢差は、二人の関係において気にならなかったのでしょうか。佐々木さんは「年齢差は気にならなかったですね」と断言します。強いて言えば、カラオケに行ったときに歌う曲が違うことで、かすかにジェネレーションギャップを感じる程度だったそうです。結婚するまでは年の近い方としか交際経験がなかった佐々木さんにとって、これほど年齢が離れた方とのお付き合いは初めてのことでした。「私が40になるときはくじらさんは53か」など、未来を想像してみることはあったものの、年齢が二人の関係において壁となることは一度もなかったと語っています。
結論
芸人くじらさんと佐々木かいさんの結婚は、世間が抱く固定観念を覆すものでした。佐々木さんがくじらさんに惹かれたのは、彼の類稀なる自信、内面の男らしさ、おおらかさ、そして知性といった、外見や年齢といった表面的な要素をはるかに超える人間的な魅力でした。彼の「恋愛マスター」としての素顔は、深い知識と相手を惹きつける揺るぎない自信に裏打ちされていたと言えるでしょう。この夫婦の物語は、真の愛は年齢や世間の評価ではなく、個人の本質的な魅力によって結ばれることを私たちに示しています。
参考文献
- CHANTO WEB. (2023年10月29日). 美女のハートを射止めた「恋愛マスター」の素顔. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/articles/6b95dbf9f66f72efc3fb81cbb580a19b56efc13d





