清瀬市の人気二郎系ラーメン店「めん屋 五坊」が、新店舗への移転初日にまさかの悲劇に見舞われました。店主の自家用車への落書き被害、そして店内では券売機が破壊されるという痛ましい事件が発生。再開の目処が立たない中、店主の心境と再起への想いに迫ります。
移転初日の喜びが一転、悪夢の始まり
2025年3月末に旧店舗での営業を終え、4月13日に満を持して新店舗をオープンするはずだった「めん屋 五坊」。しかし、その喜びは一瞬にして悪夢へと変わりました。オープン当日、店主は自宅の車が赤いスプレーで落書きされているのを発見。新店舗オープンという大切な日であったため、まずは店へと向かうことを選びました。
赤いスプレーで落書きされた車
券売機破壊…開店直前の更なる悲劇
開店準備を進めていた店主は、開店直前に券売機の異常に気付きます。鍵が差し込めないのです。警察の現場検証の結果、接着剤のようなものが注入されていたことが判明しました。既に店の前には雨の中、開店を待つ15人ほどの行列ができていました。
破壊された券売機
現金対応での営業も、恐怖に耐えきれず閉店
店主は混乱の中、現金での対応を決断し、開店に踏み切りました。しかし、店に不法侵入された恐怖が徐々に増し、最終的に営業を中断せざるを得ませんでした。
SNSで拡散、多くの応援の声
この一連の出来事はX(旧Twitter)で拡散され、大きな反響を呼びました。多くのユーザーから「酷すぎる」「頑張って」といった声が寄せられ、店主への励ましとなっています。ラーメン評論家の山田太郎氏(仮名)は、「このような卑劣な行為は断じて許されるべきではない。店主の力になりたい」とコメントしています。
店主の心境と再起への決意
J-CASTニュースの取材に対し、店主は「犯人が早く捕まってほしい。今も安心感がないし不安です」と心境を吐露しました。一方で、「お客さんからは励ましの言葉をいただき、何とか頑張って復活したいと思っています」と再起への決意も語っています。現在、店舗は一時的に閉店しており、再開のめどは立っていません。
地域に愛されるラーメン店の復活を願って
「めん屋 五坊」は、長年地域に愛されてきた人気店です。今回の事件は、店主だけでなく、多くのファンにとっても大きなショックとなっています。一日も早い事件の解決と、店の復活を心から願っています。