大阪・関西万博が開幕しました!「並ばない万博」を謳っていましたが、実際はどうだったのでしょうか?今回は、初日の混雑状況をレポートし、55年前の大阪万博と比較しながら、その実態に迫ります。
55年前の大阪万博を体験したAさんの声
1970年の大阪万博にも初日から参加した大阪出身のAさん(60代)に話を聞きました。Aさんは当時、10回も万博を訪れ、アメリカ館の月の石を見るために5時間並んだこともあるそうです。しかし、入退場はスムーズで、交通の便も良かったとのこと。北大阪急行電鉄の万国博中央口駅が会場の中央口に作られ、梅田駅や新大阪駅と直結していたため、アクセスも容易だったようです。
今回の大阪・関西万博にも初日に参加したAさんは、10日前という直前の予約だったため、17時のチケットしか取れなかったとのこと。しかし、報道を見る限り、この時間帯のチケットでさえ幸運だったようです。
大阪万博2025:初日の混雑状況は?
Aさんは、会場まで乗り換えなしで行ける大阪メトロ中央線を利用。本町駅から乗車しましたが、車内は比較的空いており、座れたそうです。会場の夢洲駅もスムーズに出ることができました。東ゲート前も広く空いており、拍子抜けするほどだったといいます。
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夕方以降は行列解消?しかし…
夕方になると入場ゲートの行列は解消されたようですが、Aさんは東ゲート前で意味もなくぐるぐると迂回させられ、やっと入場門の列にたどり着いたといいます。列に並んでいたのは20人ほどで、荷物検査とX線のセキュリティチェックが行われていましたが、40分以上もかかったそうです。しかも、雨よけの屋根もなく、ずぶ濡れになってしまったとのこと。係員は一生懸命作業していたものの、マニュアルが厳しく、1人にかかる時間が長かったようです。
初日は雨のため、早めに帰ろうとした人も多かったようですが、退場ゲートは長蛇の列で、全く動いていないように見えたそうです。
会場内の様子は?
ようやく入場したAさんは、スマホでマップを開き、めぼしいパビリオンを探そうとしました。しかし、自分がどこにいるのか、楽しそうなパビリオンがどこにあるのか、マップを見ても分からなかったとのこと。雨宿りをしたかったものの、適した場所も見当たらず、ようやく「大屋根リング」の下を思いつきましたが、風で雨が吹き込んでいたそうです。また、大屋根リングには雨漏りも見つかったという情報も。
専門家の見解
都市計画の専門家であるB氏(仮名)は、「会場内の案内表示やマップの使い勝手を改善する必要がある」と指摘しています。「特に、初めての来場者にとって、分かりやすいナビゲーションは重要です。デジタル技術を活用した多言語対応のマップや、音声ガイドなども検討すべきでしょう。」
まとめ
大阪・関西万博の初日は、入場ゲートでの待ち時間や会場内の案内表示など、課題も見られました。55年前の大阪万博と比較すると、スムーズな運営という点では改善の余地があると言えるでしょう。今後の運営改善に期待したいところです。
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