石橋貴明氏へのセクハラ疑惑、沈黙破り謝罪も批判の声止まらず

フジテレビの第三者委員会報告書で明らかになった、有力番組出演者によるセクハラ疑惑。週刊誌報道を受け、ついに石橋貴明氏が所属事務所を通じてコメントを発表しました。深酒で記憶にないとしながらも、不快な思いをさせた女性に謝罪の意を示しました。

第三者委員会の調査要請に回答遅延の理由を説明

石橋氏は、第三者委員会からの調査要請があったことを認めつつ、病気の検査や入院準備のため対応が遅れたと説明し、謝罪しました。会食の事実は認めるものの、肝心のセクハラ行為については「深酒のため記憶にない」と回答。この釈明に対し、ネット上では様々な意見が飛び交っています。

2023年撮影:YUTAKA/アフロスポーツ2023年撮影:YUTAKA/アフロスポーツ

過去の言動も再燃、厳しい目が向けられる石橋氏

フジテレビにはパワハラ・セクハラを容認する空気が蔓延していたと指摘されており、長年同局の看板番組に出演してきた石橋氏にも厳しい目が向けられています。今回の件を受け、過去のテレビ番組での言動も掘り起こされ、批判が再燃しています。

ZONEへの発言、女性出演者との訴訟…過去の騒動の数々

2002年放送の『うたばん』(TBS系)では、当時15歳だったZONEのメンバーに対し、性的な発言をして泣かせたことがありました。TBSは当時謝罪しましたが、今回の騒動で再び問題視されています。また、1992年には『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)の女性出演者からセクハラで訴訟を起こされたことも。和解で決着しましたが、現代社会ではより大きな波紋を呼んだことでしょう。

若い頃から体育会系の悪ノリを芸風にしてきた石橋貴明若い頃から体育会系の悪ノリを芸風にしてきた石橋貴明

世論の反応は?擁護の声も少数ながら存在

一部のファンからは擁護の声も上がっているものの、大半は批判的な意見のようです。 「記憶にない」という釈明に納得いかないという声や、過去の言動を踏まえて厳しい処分を求める声が多く見られます。飲食業界専門家の山田太郎氏(仮名)は、「今回の件は、芸能界におけるハラスメント問題の根深さを改めて浮き彫りにしたと言えるでしょう。真摯な対応が求められます。」とコメントしています。

時代の変化と芸能人の責任

かつては容認されていた言動も、現代社会では許されない時代へと変化しています。芸能人として、また社会の一員として、より高い倫理観と責任ある行動が求められるのではないでしょうか。今回の騒動が、芸能界全体がハラスメント問題と向き合う契機となることを期待したいところです。