六代目山口組が分裂抗争の終結を宣言したというニュースが世間を賑わせています。抗争終結の背景には何があるのか、そして今後の山口組はどうなるのか、jp24h.comが独自に分析しました。
抗争終結の真相
2015年の分裂から約10年、六代目山口組と神戸山口組の抗争はついに終結を迎えるのでしょうか。8日、愛知県豊橋市の平井一家本部にて、組幹部が集結し抗争終結が宣言されたと報じられています。
六代目山口組の司忍組長
全国紙社会部記者によると、ナンバー2である髙山清司若頭が主導し、抗争終結を一方的に宣言したとのことです。この動きに先立ち、7日には六代目側の最高幹部が兵庫県警に誓約書を提出していたことも明らかになっています。
長年にわたる抗争で、神戸山口組は衰退の一途を辿り、組員数は激減。警察関係者によれば、神戸側の主要幹部は引退、あるいは六代目側に吸収され、残るはトップの井上邦雄組長のみという状況です。
もはや勝負は決しているにもかかわらず、抗争終結が遅れた背景には、井上組長の引退拒否があったとされています。
一方的終結宣言の理由とは?
なぜ六代目山口組は一方的な終結宣言に踏み切ったのでしょうか? 暴力団関係者によると、友好団体である稲川会を中心とした全国の暴力団から終結を願う連判状が提出されたことがきっかけだといいます。過去にも同様の手法で抗争終結が図られたケースがあるようです。
「特定抗争指定暴力団」の指定を受け、活動が制限されている六代目山口組にとって、抗争終結は悲願でした。今回の終結宣言は、この指定解除を狙った戦略的な動きと見ることもできます。
七代目継承を巡る火種
抗争終結宣言と同時に、七代目山口組への代替わりが噂されましたが、これは実現しなかったようです。
関係者によると、髙山若頭は自身の昇格、あるいは弘道会を率いる竹内照明若頭補佐の七代目組長就任を画策したものの、司忍組長は別の組織出身の安東美樹若頭補佐の昇格を主張し、対立したとされています。
もしこれが事実であれば、トップ2人の確執が表面化するのは初めてのこと。今後の山口組の動向に大きな影響を与える可能性があります。
今後の展望
今回の抗争終結宣言が、本当に暴力団抗争の終焉を意味するのか、現時点では判断が難しい状況です。今後の警察当局の対応、そして神戸山口組、特に井上邦雄組長の動向が注目されます。
専門家(架空)である暴力団問題研究家の山田一郎氏は、「今回の終結宣言は、六代目山口組の組織固めと、特定抗争指定暴力団の指定解除を狙った戦略的な動きである可能性が高い。しかし、井上組長が引退に応じない限り、抗争が再燃する可能性も否定できない」と指摘しています。
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