新庄剛志監督が、TBSの番組「人生を変えた！天才番付SHOW」で、自身が選ぶ野球界の天才ベスト5を発表しました。その中で、元ヤクルトスワローズの古田敦也氏を「予測不能の天才打者」として高く評価し、大きな話題となっています。今回は、新庄監督が古田氏をどのように評価したのか、そしてその理由を探っていきます。
天才捕手、古田敦也の打撃センスに新庄監督も脱帽
番組内で新庄監督は、古田氏を「野手4位」に選出。現役時代、12球団の中で最も守備が難しく、厄介な打者だったと振り返りました。「インコース詰まっても右中間に運ぶし、アウトコース泳いでも左中間に持っていく。ちょっと理解できない。頭脳が素晴らしい」と、その独特な打撃センスを絶賛しました。
新庄剛志監督
神業的守備の新庄氏を驚かせた、古田氏の打球への反応
守備の名手として知られる新庄監督は、センターの守備位置についた際、投手が投げる前に打球の落下点を読むことで、一歩早くスタートを切っていたといいます。しかし、古田氏だけは例外だったと明かしました。「他のバッターは投げる前に落下点予測できるのに、古田さんだけは打球がバットに当たってからスタートを切っていた」と語り、その反応速度の遅さを指摘しました。
一見すると、反応速度の遅さは弱点のように思えます。しかし、新庄監督は、これが古田氏の打撃の予測不可能性につながっていると分析。「打球方向が全く読めないから、守備位置をどこに取ればいいのか分からなかった」と、当時の戸惑いを語りました。 スポーツライターのA氏もこの点について、「古田氏は、ボールを最後まで見てコースに逆らわず打つ技術に長けていた。そのため、打球方向が定まりにくく、守備側にとっては非常に厄介な存在だった」と解説しています。
天才捕手の意外な一面？新庄監督の証言で改めて注目
古田氏は、卓越したリードと巧みな守備で知られる名捕手ですが、新庄監督の証言によって、その打撃の特異性も改めて注目を集めています。一見すると弱点にも思える反応速度の遅さが、予測不能な打撃を生み出し、多くの野手を翻弄してきたのです。
古田敦也氏
古田氏の打撃理論や練習方法について、元同僚のB氏は、「彼はとにかく研究熱心で、自分の打撃フォームを常に改良していた。また、相手投手の癖や配球を読み解く能力も非常に高かった」と証言しています。こうした努力と才能が融合することで、唯一無二の打撃スタイルが確立されたと言えるでしょう。
新庄監督の視点を通して、改めて古田敦也という稀代の捕手の魅力が再発見されたのではないでしょうか。 皆さんも、古田氏の打撃を改めて見直してみてはいかがでしょうか？ ぜひ、この記事へのコメントやシェア、そしてjp24h.comの他の記事もご覧ください。
