俳優の水谷豊(72)が6日、テレビ朝日系「有働Times」に出演。フリーアナウンサーの有働由美子(56)と対談を行い、娘で俳優の趣里について語った。
趣里が主演したNHK連続テレビ小説「ブギウギ」を有働が絶賛すると、水谷は「素晴らしいなと思ってました。芝居もそうですし、歌と踊りと。いつの間にそんなことになるんだろうと僕は不思議でした」と照れながら愛娘を称えた。
そんな愛娘と、自身の監督作で親子共演を果たした。「22年に自分で書いてた本があるんです。これを映画やるとしたら、自主制作をすると。キャスティング、ロケハン、スタッフも含めて1ヶ月ちょっとで整えて作ったんです、奇跡的に。それを趣里が知ってたんですね。『あれ映画やるの? 趣里出ようか?』と言ったんですね」と経緯を明かした。
趣里の提案はまさに予想外だった。「まさかそんなこと言うと思わなくて。親の名前を出したくなくて、ずっとやって来てましたから。『ブギウギ』やって、親の名前を自ら出せるような状態になったというのもあったと思うんですけど。ビックリしました」と共演を回顧し、目頭を熱くした。
「来年は本気出すよ」が年末の口癖だったというが、同作品の制作でそんな心境に変化が生まれたという。「映画を自主制作して仕上げをした時に、始まったなと思ったんですね、自分の世界が。初めての感覚なんですよ。これから、なぜ生まれてきたのかとかも分かるのかな」と思いをはせた。
東スポWEB