首相おひざ元・山口長門市長選で与党候補落選

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 任期満了に伴う山口県長門市長選が17日、投開票され、元市議の江原達也氏(56)=無新=が、自民、公明推薦の大西倉雄氏(69)=無現=を破り初当選した。安倍晋三首相の「おひざ元」での敗戦に、自民党からは「桜を見る会」の影響を指摘する声が上がる一方、国政への影響は限定的とする見方も広がった。

 ある自民議員は今回の敗戦について「首相主催の『桜を見る会』の疑惑が影響したのでは」と分析。「首相が国会で説明しなければ国政全体に響く可能性もある」と懸念を示した。

 一方、山口県選出の自民議員は、長門市長選が保守分裂の構図だったと説明した上で「野党に風が吹いたわけではない。結果は地元の個別事情で、桜を見る会は関係ない」と指摘。別の議員も「首相の地元だから注目されるが、国政には全く影響しない」とした。

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