「真面目に仕事をしているのに、なぜか上司に評価されない…!」
あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化したロングセラーだ。発売直後から賛否両論を巻き起こし、「よくぞ言ってくれた」「暗黙知が“言語化”されている」「今まで気づいていなかった“新事実”」など大反響が集まっている。そんな「職場で実力を適切にアピールする“見せ方”の技術」をまとめた本書の中から「出世する人/しない人の特徴」についてお伝えする。
● 出世する人は「サボり」がうまい
突然ですが、皆さんは仕事をサボるのは得意ですか? 「仕事をサボるなんてありえない」という考え方の人もいると思いますし、逆に「仕事を真面目にするなんて意味がわからない」という人もいると思います。
職場で出世する人は、サボってなんかいないというふうに思われるかもしれませんが、実はサボるのがうまい人が多いです。具体的には、自分がサボっていることがバレないようにしつつ、うまく手を抜いて、ここぞというところで力を発揮しているのです。今回はその方法について紹介していきましょう。
● サボるときは「誰にも見られていないところ」で
そもそもですが、皆さんは仕事がとっても忙しい時にサボろうというふうに思うでしょうか。おそらく思わないと思います。なぜなら、仕事が忙しいからです。つまり、仕事が忙しいときには、サボりたくてもサボれないのです。
ここからわかるのは、サボりたいと思えているときには、そのタイミングのあなたの「仕事量が少ない」ということです。
ではここで仕事量が少ないからといって、オフィスでサボってしまったらどうなるでしょうか。おそらく、「あの人はサボっているな」と確実に周りに思われてしまうでしょう。
ではどうすれば良いのか。そういったときには、誰にも見られていないところでサボれば良いのです。具体的には、オフィスの外に出てカフェでお茶でもしながらまったりしていれば良いのです。気になる人は、自己研鑽の時間に当ててもよいでしょう。
そうすれば、あなたがサボっている姿を誰にも見られることなく、あなたはうまくサボることができます。
● 「勝負どころ」に全力を出そう
ビジネスパーソンは長期戦で戦うものです。常に全力を出していると、ここぞという時に全力が出せなかったり、息切れをしてしまってチャンスを逃してしまうことがあるかもしれません。しかし、職場で出世する人はうまく力を抜くことで、チャンスが来たときだけ成果を出すように調整をしているのです。
うまくサボる力は、実は出世において非常に必要な力です。真面目すぎて損する人にならないように、計画的にサボる力を使っていきましょう。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です)
たこす