西村康稔経済再生担当相=衆院兵庫9区=は19日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」に関し、自身が官房副長官だった際に地元関係者十数人を出席者として推薦していたことを明らかにした。「各方面から推薦依頼があり、事務所で整理して推薦した数はそれなりの数に上る。正確なところは把握していない。地元の方は十数人程度だ」と述べた。
会に出席した地元関係者の旅費や滞在費は「参加者自らが手配し、費用はおのおの負担している」と説明した。
安倍晋三首相のケースでは、後援会関係者が会の前日に夕食会を開き、首相が出席していたことを野党は問題視している。西村氏は、会の前日の地元関係者の夕食について「食事の場所は紹介する。(関係者は)何人かずつで(別れて)食事をしているので、私自身は短時間、あいさつに回っているが、事務所や私から一切費用は支出していない」と述べた。