[パリ 22日 ロイター] – 欧州諸国は先週、米国に対して、ウクライナとロシアの和平合意に向けた協議で交渉余地がない要点を伝えたと、フランスのバロ外相が明らかにした。
ウクライナ、米国、フランス、英国、ドイツは先週17日、トランプ米大統領就任後初の合同協議をパリで開き、戦争終結に向けた道筋について見解を共有したという。23日には、ルビオ米国務長官を含む高官らがロンドンで再び協議を行う。
バロ氏はラジオ局フランスアンフォに「われわれが懸念する唯一の問題点は、フランスの利益と欧州の安全保障を守ることだ。したがって、米国が仲介を決断した以上、欧州として譲れない一線を伝える」と述べた。ただ、譲歩できないとする問題の詳細には触れなかった。