大阪・関西万博の会場内で来場者が体調不良を訴え、場外に救急搬送された後に死亡していたことがわかった。病死とみられる。主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は、「会場内の医療救護施設などでは適切な処置がなされたと考えている」としている。
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万博協会や大阪府警などによると、24日午後2時40分ごろ、万博会場の消防職員から「女性が心肺停止状態」と119番通報があった。女性は60代で、会場の西ゲートの近くで倒れていた。会場内の診療所で常駐する医師による処置を受けていたが、容体が悪化。会場外の病院に救急搬送されたが死亡した。熱中症ではなく、病死とみられるという。
万博協会は亡くなった人の属性などは、プライバシーを理由に「お答えするのは差し控えたい」としている。
朝日新聞社