英国新副首相「ハーバード卒でもおバカ?」奇妙な珍回答と失言が波紋呼ぶ

日本社会でも政治家の資質が問われることは少なくありませんが、実は海を渡ったイギリスでも同様の「お粗末」な話題が持ち上がっています。先日、不正疑惑で辞任したアンジェラ・レイナー前副首相の後任として、デービッド・ラミー氏が新たに副首相の座に就任しました。しかし、彼の輝かしい経歴とは裏腹に、過去の「おバカ」な言動が今、物議を醸し、その適性を疑問視する声が上がっています。

英国政治の中心、ロンドンの国会議事堂。デービッド・ラミー副首相が活動する場。英国政治の中心、ロンドンの国会議事堂。デービッド・ラミー副首相が活動する場。

エリート中のエリート、デービッド・ラミー氏の経歴

新しくイギリスの副首相兼法務大臣という重要なポストを担うデービッド・ラミー氏は、南米ガイアナからの移民2世という背景を持つ人物です。アフリカ系英国人として初めてハーバード大学の法科大学院(ロースクール)で修士号を取得した輝かしい学歴を持ち、弁護士を経て、27歳という若さで国会議員に当選しました。彼はまさにエリート中のエリートであり、特に刑事司法制度におけるマイノリティー(少数派)の人々への不公平な扱いを徹底的に調査するなど、社会の公平さと正義のために尽力してきたことでも知られています。

衝撃!クイズ番組での「おバカ」な珍回答の数々

しかし、これほどの博学で頭脳明晰な人物と思いきや、実はとんでもなく「おバカ」なのではないかという疑惑が持ち上がっているのです。過去に彼がクイズ番組に出演した際の珍回答の数々は、多くの視聴者を驚かせました。「ヘンリー8世の次の国王は?」という問いに対し、ラミー氏はなんと「ヘンリー7世」と回答。正解は「エドワード6世」なのですが、歴史の知識に乏しいだけでなく、「次」と問われているのに「前」を答えるという不可解な思考回路に、呆れる声が上がりました。

さらに、「放射線の研究でノーベル賞を受賞したのは?」という問題では、ヒントとして「マリー・〇〇です」と与えられたにもかかわらず、驚くべきことに「マリー・アントワネット」と答えたのです。正解はマリー・キュリー。たとえ日本の「おバカタレント」であっても笑えるレベルですが、ハーバード卒のエリート政治家が、18世紀に亡くなっているフランス王妃の名前を挙げるというのは、まさに放送事故と言えるほどの衝撃を与えました。

重大な失言と高まる懸念

知識不足に加え、ラミー氏には失言も目立ちます。特に問題視されたのは、シリア情勢について議会で話している際に「シリアの隣国リビア」と発言したことです。シリアとリビアは1000マイル(約1600キロ)以上も離れており、その間には複数の国が存在するため、地理的に全く隣国ではありません。このような重大な誤認は、国際政治における彼の認識レベルに疑問を投げかけ、副首相兼法務大臣という重責を本当に担えるのかという懸念を増幅させています。

日本の政治家の中にも「本当に大丈夫か?」と首をかしげたくなるような人物は少なくありませんが、このデービッド・ラミー氏の事例を見ると、他国でも同様の問題が起きていることがわかります。エリートとしての肩書きだけでは測れない、政治家の本質的な資質が問われていると言えるでしょう。

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