自民党の石破茂元幹事長は20日、安倍晋三首相の通算在職日数が桂太郎を抜いて歴代最長となったことに関し、「長くやることは安定という意味では大事だが、国のために何を残したかが問われる。アベノミクスもロシア、韓国、北朝鮮、中国(との間の問題も)まだ答えが出ていない」と述べた。国会内で記者団の取材に応じた。
石破氏は、首相の後援会関係者が集まった「桜を見る会」前日の「夕食会」に関し、「収支報告書を訂正するのはままあることで、法的にもいろんな疑問を払拭することは当然必要だ」と指摘した。
また、「自分がやりたいやりたいという話ではなく、政治家として、次の時代に果たさねばならない責任は逃れることはあってはならない」と述べ、「ポスト安倍」に改めて意欲を示した。