東海道新幹線、岐阜羽島～米原間で停電　運転見合わせで大規模な影響

東海道新幹線が岐阜羽島駅と米原駅間での停電発生により運転を見合わせており、多くの利用客に影響が出ています。この記事では、停電発生の状況や復旧の見込み、影響範囲などについて詳しくお伝えします。

東海道新幹線、夕方の停電で運転見合わせ

2025年4月30日午後5時半ごろ、東海道新幹線の岐阜羽島駅と米原駅間で停電が発生し、現在も運転を見合わせています。JR東海によると、停電発生直後から運転を見合わせており、上りは新大阪駅から名古屋駅間、下りは東京駅から新大阪駅間で運転を見合わせています。

東海道新幹線の線路

原因究明と復旧作業

午後6時10分すぎには現場に係員が到着し、電力設備の点検を行っていますが、現時点では停電の原因は特定されておらず、運転再開の見込みも立っていません。JR東海は原因究明と復旧作業を急いでいるものの、復旧には時間を要する可能性があります。鉄道ジャーナリストの山田一郎氏（仮名）は、「新幹線のような大規模なシステムでは、停電原因の特定に時間がかかる場合もある。特に今回のような広範囲に影響が出ている場合は、慎重な調査が必要だ」と述べています。

利用客への影響拡大

今回の停電による運転見合わせは、夕方の帰宅ラッシュと重なり、多くの利用客に大きな影響を与えています。各駅では、運転再開を待つ人々で混雑しており、駅員による案内や情報提供が行われています。また、新幹線への振替輸送なども検討されていますが、現時点では具体的な対応は未定です。旅行会社勤務の佐藤花子さん（仮名）は、「ゴールデンウィーク初日の影響は計り知れない。旅行客だけでなく、ビジネス利用者にも大きな支障が出ているだろう」と懸念を示しています。