美容医療の進化は目覚ましく、様々な施術が登場していますが、その中でもボトックス注射は人気の高い施術の一つです。今回は、アメリカのある医師が自身の顔の片方にボトックス注射を打ち、その効果を検証する「半顔実験」が話題になっているというニュースをお届けします。
半顔実験で効果を実証!
アメリカの美容医学専門医、ビタ・ファレル博士は、自身の顔の右半分にボトックス注射を打ち、その効果を検証する実験を行いました。その様子を撮影した動画がソーシャルメディアで話題を呼んでいます。
ビタ・ファレル博士の半顔ボトックス実験結果
動画は、ボトックス注射から2週間後のファレル博士の顔を映しています。顔の中央に線を引くことで、左右の顔の筋肉の動きを比較することができます。博士が口を動かすと、ボトックス注射を打っていない左側の顔は大きく動きますが、右側の顔はわずかに痙攣する程度です。
ボトックス注射のメカニズムとは?
ファレル博士によると、顔の筋肉は通常、皮膚を上下に引っ張る役割を果たしています。下に引っ張る筋肉にボトックスを注入して弛緩させることで、顔の中央を上に引っ張る筋肉が優位に働き、顔をリフトアップさせる効果が期待できるのです。
実際に博士の顔を見ると、左右のほうれい線の位置や深さが異なり、ボトックス注射を打った右側の顔の方がほうれい線や眉間のシワが改善されているのが分かります。この効果は通常3~4ヶ月持続するとのことです。
美容医療におけるボトックスの可能性
今回のファレル博士の実験は、ボトックス注射の効果を視覚的に分かりやすく示した好例と言えるでしょう。美容皮膚科医の佐藤先生(仮名)は、「ボトックス注射は、シワの改善だけでなく、小顔効果やエラ張り改善など、様々な用途で利用されています。適切な施術を受けることで、若々しい印象を手に入れることができるでしょう」と述べています。
ボトックス注射のイメージ
今後の展望
ボトックス注射をはじめとする美容医療は、日々進化を続けています。より安全で効果的な施術が開発されることで、多くの人々が美しさを追求できるようになることが期待されます。
今回のファレル博士の「半顔実験」は、ボトックス注射の効果を改めて認識させるものとなりました。美容医療に興味のある方は、専門医に相談し、自分に合った施術を見つけることが大切です。