【AFP=時事】米ホワイトハウスは4日、ドナルド・トランプ大統領の大型減税関連法案が成立すれば財政赤字が膨張する恐れがあるとの見方に反論した。一方、政権を離脱した実業家イーロン・マスク氏は、法案への批判を一段と強めている。
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政治的に中立な議会予算局(CBO)は、トランプ氏の目玉政策である「大きく美しい法案」について、成立すれば2034年までに財政赤字が2兆4000億ドル(約340兆円)拡大するとの見通しを示した。
これを受けてスティーブン・ミラー大統領次席補佐官はSNSで、CBOは「左翼的」だと述べ、政権の対立相手に対する常とう手段である攻撃的な言説を口にした。
一方、行政の無駄削減を目指す「政府効率化省(DOGE)」を退任したマスクは、「法案を殺せ」とXで主張。クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』と、その主演俳優ユマ・サーマンのミームを続けて投稿した。マスク氏は3日にも、法案について「ひどく忌まわしい」と批判していた。【翻訳編集】 AFPBB News