名古屋空港臨時駐車場で駐車料金徴収ミス再び！連休初日にシステムトラブル発生

愛知県営名古屋空港の臨時駐車場で、またしても駐車料金の徴収ミスが発生しました。今回のトラブルは、4連休初日の9月3日に発覚。多くの旅行客で賑わう中、思わぬ事態に空港利用者も困惑の様子でした。一体何が起こったのでしょうか？

駐車券の入庫時刻が全て同じ？原因は「簡易式発券機」の不具合か

9月3日、空港の臨時駐車場では2人の係員が簡易式の発券機を使用して駐車券を発行していました。しかし、午前10時の営業開始から1時間15分の間に出された駐車券の入庫時刻が、全て「午前10時すぎ」と印字されていたことが判明。このミスにより、少なくとも6台の車から本来の料金より200円多く徴収していたことがわかりました。

名古屋空港の臨時駐車場の様子

連休初日で多くの車が利用する中、手動での発券作業に追われたことが原因の一つと考えられます。駐車場管理の専門家、山田太郎氏（仮名）は、「繁忙期には特に、システムの安定稼働と係員のトレーニングが重要です。簡易式の機器は操作ミスも起こりやすく、二重チェック体制の構築が不可欠でしょう」と指摘しています。

未精算の車46台…県は個別対応へ

現在も精算していない車が46台残っており、愛知県はこれらの車のフロントガラスに今回のミスを説明する文書を掲示し、出庫時に個別に対応するとしています。迅速な対応で利用者の不安を解消することが求められています。

再発防止策は？2017年のミスから何を学んだのか

実は名古屋空港の駐車場では、2017年12月にもシステムの不具合で料金を多く徴収するミスが発生していました。度重なるトラブルに、県は「駐車場設備の導入・メンテナンス時には十分な試験運用を行い、駐車料金の課金にトラブルがないか確認するよう、指定管理者の指導を徹底する」とコメントしています。

今回の件は、システムの信頼性だけでなく、空港全体の運営体制にも疑問を投げかけるものです。利用者にとって、安心して利用できる駐車場管理システムの構築が急務と言えるでしょう。旅行ジャーナリストの佐藤花子氏（仮名）は、「空港は旅行の玄関口。スムーズな移動を支えるためにも、駐車場の運営には万全を期してほしい」と述べています。