【ニューヨーク、ローマ共同】次のローマ教皇を決める選挙(コンクラーベ)が7日に始まるのを前に、トランプ米大統領が自身をローマ教皇に模した合成画像をソーシャルメディアに投稿したことを巡り信者らの間で波紋が広がっている。カトリック教会の枢機卿で米ニューヨーク大司教のティモシー・ドラン氏は4日、「良くない」と苦言を呈した。
教皇フランシスコの死去を受け、トランプ氏は4月29日、次期教皇に「私がなりたいね」と冗談交じりに語り、今月2日に合成画像を投稿。ドラン氏は「トランプ氏は関与していないことを願う」とローマで語り、投稿がトランプ氏自身をおとしめる行為になりかねないと指摘した。