近年、日本の「餃子」が世界中で注目を集めています。海外でも「GYOZA」として親しまれ、その人気は留まることを知りません。本記事では、GYOZAの魅力を探り、世界進出の現状、そして進化するGYOZAの世界をご紹介します。
熱狂を生むGYOZAフェス
ゴールデンウィーク期間中に東京・駒沢オリンピック公園で開催された「クラフト餃子フェスTOKYO2025」は大盛況のうちに幕を閉じました。全国各地から集結した30種類以上の餃子を求め、約15万7000人が来場。定番の焼き餃子や水餃子はもちろん、チーズたっぷりの爆汁丸餃子や、変わり種のいちごみるくチーズ餃子など、多種多様なGYOZAが人々を魅了しました。
alt
イベントには、多くの外国人観光客の姿も見られました。イギリスから2年連続で来場したという男性は、「日本のGYOZAが大好きだ」と熱く語り、オランダから来た家族はなんと40個も餃子を平らげる予定とのこと。GYOZAは国境を越えて愛される存在となっているのです。
GYOZAの世界進出：ニューヨークからモンゴルへ
日本の餃子専門店として、2019年にニューヨークへ初進出した「餃子の宮でんでん」。開店当初は、1日に1000個もの餃子が1時間で完売するほどの人気ぶりだったそうです。コロナ禍の影響で一時閉店を余儀なくされましたが、再出店に向けて準備を進めているとのこと。さらに、野菜をふんだんに使った完全栄養食のような餃子を開発し、モンゴルへの進出も視野に入れているというから驚きです。
alt
GYOZA人気の秘密：パリッとした食感とジューシーな味わい
1年に300店舗以上の餃子店を食べ歩く「東京餃子通信」編集長の塚田亮一氏によると、GYOZA人気の秘密は、パリッとした皮の食感と、肉と野菜のうまみが凝縮されたジューシーな味わいにあるとのこと。京都の餃子店では、外国人客が8割を占める店もあるほどの人気ぶりだそうです。特に、九条ねぎを乗せた「ギョーザの泰三」のネギ餃子は外国人観光客に大人気なのだとか。
専門家からの声
料理研究家の山田花子さん（仮名）は、「日本の餃子は、皮の厚さや餡の種類、焼き方など、地域によって様々なバリエーションがあるのが魅力。その多様性が、世界中の人々を惹きつけているのではないでしょうか」と語っています。
GYOZA：世界共通語へ
かつては「ダンプリング」や「ポットスティッカー」と呼ばれていた日本の餃子ですが、今では「GYOZA」という名前が世界に浸透しつつあります。「GYOZA」といえば焼き餃子を指すほど、世界共通語になりつつあるのです。
日本のGYOZAは、その美味しさと多様性で世界中の人々を魅了し続けています。これからも進化を続けるGYOZAから目が離せません。
