美容家で、自身のスキンケアブランドのクリエイティブディレクターとして活躍する君島十和子さん。10年ほど前、体の中からキレイになることの必要性を実感するなかで「腸活」に出合い、その魅力をInstagramなどを通して発信してきました。そんな君島さんの「腸活」ライフやレシピをまとめた書籍『君島十和子のおいしい美容「腸活レシピ」』から一部を抜粋し、本記事では朝ごはんの様子をご紹介します。
■肌にコンプレックスを持った20代
10代のころに全身こんがり日焼けをしていたこともあり、20代前半は乾燥やニキビをはじめ、あらゆる肌トラブルに悩まされていました。「早く治したい!」と気ばかり焦るものの、今と違って情報は皆無。肌によいといわれるクリームをベタベタ塗るなど、いろいろなものにすがっていました。
試行錯誤の末、20代後半に「あなた、肌きれいね」と言っていただけて、とてもうれしかったのを覚えています。そうなると次の目標は「キープしなきゃ!」という強い思い。
「腸活」という言葉はまだありませんでしたが、「おなかの調子がととのっている人は肌がきれい」という情報はつかんでいて、ヨーグルトがいいらしいと聞き、毎日食べていました。
もともと腸は強いほうで、旅先でおなかを壊すようなことはなかった私。ところが、子どものバレエの発表会や試験の前になると、おなかの調子が悪くなるんです。
「もしかして、メンタルが影響しているの?」と薄々気づき始めたのが40代。
腸について解説している本や、腸の専門家とお話しする機会を得て、腸内環境をととのえるのはヨーグルトだけじゃない、発酵食品や食物繊維も積極的にとったほうがいい、おなかを冷やさないことも大事などの知識が増え、世間でも少しずつ話題に。
また、腸がととのうと免疫力も上がると知って、生活スタイルを腸活にグッとシフトしました。
■腸活は勇気の源、明日への活力
腸活を始めて10年あまり。
人生いろいろなことがあって自分は鋼のメンタルだって思っていた私も、年を重ねて「もうダメかも、限界かも」なんて弱音を吐きたくなるような時期もありました。
そんなとき最後の踏ん張りがきく、自分の支えになったのが腸活です。腸は第二の脳といわれるように、腸内環境がととのうと自律神経がととのってメンタルも安定します。