女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は8日、第29話が放送され、若き石工・原豪と朝田家の次女・蘭子の恋がついに成就した。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第29話は、原豪(細田佳央太)の壮行会の日。朝田蘭子(河合優実)は朝田のぶ(今田美桜)に背中を押され、勇気を出して豪のもとへ。しかし、お互いに思いを伝えられず、ぎこちない空気が流れる。そして、盛大な壮行会。豪はあいさつで朝田家の人々に感謝。だが、3姉妹がよさこい節を歌って盛り上がる中、たまらず席を外し…という展開。
屋村草吉(阿部サダヲ)は「黙れ団子屋!勝とうが負けようが、兵隊は虫けらみたいに死ぬんだよ」「敵と殺し合いに行くのに、どこがめでたいんだ」と空気を読まない。豪のあいさつの途中、席を外した。
豪は旅支度をし、一人、朝田家を出発。蘭子が追い掛けてくる。
蘭子「豪ちゃんは足が遅いき、弾に当たらんか心配や。きっともんてきてよ(戻ってきてよ)。きっとやのうて、絶対や」
豪「蘭子さん、わしからもお願いがあります。無事もんてきたら、わしの嫁になってください!」
蘭子「豪ちゃん、どう言いて今そんなこと言うが」
豪「すいません」
のぶ「蘭子、ちゃんと返事せんと。豪ちゃん行ってしまうがで」
蘭子「うち、おまさんのこと、うんと好きちや。豪ちゃんのお嫁さんになるがやき、もんてきてよ」
豪「蘭子さん、ありがとう。もんてきます、絶対に!」
朝田羽多子(江口のりこ)「間に合うた。これ、着替え。豪ちゃん、明日行ってしまうがで。今夜はもんてこんでえい。豪ちゃん、蘭子をよろしゅうお願いします。花嫁衣装も用意しちゃれんで、ごめんで。早よー行き」
2人は手を取り合い、見つめ合って去っていく。のぶは涙。豪と蘭子は幸せそうに汽車に揺られた。
SNS上には「豪ちゃん、やっと言えた」「朝から大号泣」「バタコさん、お手柄」「羽多子さん、たまらなく粋だなぁ(号泣)」「豪と蘭子やっと結ばれる。だが1日のみ。子どもフラグと戦死フラグの両方が立った」「今日のあんぱんは神回の一つ」「フラグをぶち折れ、豪ちゃん」「汽車の中で寄り添う2人、なんて絵になるんだろう。豪ちゃん、ホンマにもんてきてよ」などの声が続出し、反響。視聴者の涙を誘った。