自民党の岸田文雄前首相は10日に放送されたTBSのCS番組「国会トークフロントライン」に出演し、今後政界が混迷した場合の「首相候補」として名前が浮上している国民民主党の玉木雄一郎代表について言及した。
「総理候補たるのか」と問われ、「もちろん、国民のみなさんが評価する話」とした上で「いろいろな世論を聞く限り、玉木さんは総理候補の1人なんだと思います」と、認める発言をした。
一方で、消費税減税のあり方をめぐる各党の主張の比較を踏まえ、玉木氏が訴える時限的な税率5%への引き下げと、財源として「赤字国債を堂々と発行してやったらいい」と示された発言については、フリップを見ながら「財源は赤字国債で、となると、将来に全部つけ回すということについて、どうか。これは考えないといけない部分だと思います」と指摘した。
「この(消費税減税の)議論だけとってみたならば、財源問題についてもう少し、建設的な具体的な案を考えることが大事なのではないか、とは思います」と、苦言をまじえて語った。