トランプ米大統領は11日未明、自身の交流サイト（SNS）で「ロシアとウクライナにとっておそらく最良の日となる！」と投稿した。ロシアのプーチン大統領が同日、ウクライナに停戦交渉の再開を呼びかけ、15日にもトルコで代表団が交渉を開始することを提案したことが念頭にあるとみられる。
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トランプ氏は投稿で「終わりの見えない『血の海』に終止符が打たれることで何十万人もの命が救われる。全く新しく、素晴らしい世界になるだろう」と強調。その上で「そうなるように私は双方に働きかけ続ける」と述べた。
また、ロシアとウクライナの停戦が実現することを見越し、和平交渉ではなく貿易政策に集中する意向も示した。
ウクライナ停戦を巡っては、プーチン氏が11日に第二次大戦の対ドイツ戦勝80年を記念する一連の行事を終えたことを受けたメディア向け声明を発表し、「ロシアは前提条件なしで交渉する用意がある」と主張。一方で停戦交渉では紛争の根本原因を排除し、長期的で永続的な平和を確立することが重要だとする認識も示していた。
プーチン氏の提案は、英仏独ポーランドの欧州4カ国とウクライナが10日に米提案の「30日間の無条件停戦」を12日から履行するようロシアに要求していたことを受け、ウクライナや欧米諸国に逆提案した形となった。
