ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日、ロシア側が提案したトルコでの停戦に向けた交渉に関して、「木曜にトルコでプーチンを待っている。個人的には今回はロシアが言い訳を探さないことを願う」とSNSに投稿し、ロシアのプーチン大統領に直接会談を呼びかけた。
これに先立ちプーチン氏は11日、ウクライナ側と前提条件なしで今月15日にトルコのイスタンブールで停戦に向けた協議を行うと一方的に提案していた。これに対し、米国のトランプ大統領は11日、SNSへの投稿で「ウクライナは直ちにこの提案に応じるべきだ」として、交渉開始の提案に応じるようウクライナ側に求めていた。
ゼレンスキー氏は当初、ロシアが「信頼できる停戦」を実行に移せば「会う用意がある」と表明していた。だが、トランプ氏のSNSへの投稿を受け、トルコでのプーチン氏との直接会談という「逆提案」に踏み切った模様だ。
ゼレンスキー氏は「外交に必要な基盤を築くため、我々は明日から始まる完全かつ永続的な停戦を待ち望んでいる。殺りくを長引かせる意味はない」とも投稿した。