お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が6月5日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、「1000万円負けて最後の晩餐(マクド爆食い)」と題した動画で、深刻な経済状況を赤裸々に告白した。この動画は競馬のGI皐月賞が開催された4月20日に撮影されたもの。粗品は、その週末の2日間で合計1000万円をギャンブルで失ったと打ち明けた。現在の預金残高全てを使っても3日後に迫った税金の支払いができず、1000万円から2000万円を「新規」から借り入れなければ「飛ぶ」状況だと語った。
1000万円失ったギャンブルとその背景
粗品が告白した1000万円の損失は、特に競馬のGI皐月賞を含む週末に発生した。多額の資金を投じた結果、わずか2日間でこの金額を失ったことは、彼のギャンブル依存の深刻さを示している。税金支払いが目前に迫る中で、手元の資金が全く足りない状況となり、新たな借入なしには立ち行かない崖っぷちの状態にあることを訴えた。「人生終わりました」という冒頭の言葉は、この絶望的な状況を表現している。
霜降り明星・粗品 深刻な表情
「最後の晩餐」に込められたメッセージ
動画内で、粗品はダブルチーズバーガー、照り焼きマックバーガー、ポテトL、チキンマックナック、枝豆コーン、コーラゼロ、アップルパイ、ロールケーキ、マカロン5個など、マクドナルドのメニューを中心に並べ、「最後の晩餐」と名付けた食事を摂った。かつてギャンブルで負けた際には、寿司や鰻などの高級料理を食べて荒んだ気持ちを紛らわせていたという粗品だが、今回は「そんな金もない」と自嘲。この対比は、彼の経済状況が過去とは比較にならないほど悪化していることを物語っている。動画中では「金ない」というワードが15回も繰り返され、単なるネタでは済まされない切迫感が伝わってきた。これまでの借金はすでに1億円に達しており、先日、所属する吉本興業から1000万円を借り入れたばかりだったが、それもギャンブルで全て失ったという衝撃的な事実も明かされた。これ以上の借り入れは極めて困難な状況である。
視聴者からの反応と今後の展望
粗品の動画コメント欄には、様々な反応が寄せられた。「粗品さんの動画を見て自分はマシだなと思える」「マック買うお金は残っとったんやな」など、ネタとして受け止める声がある一方で、時折見せる奇声や深刻な表情に対し、「本気で心配」「笑えない」「一度ギャンブルから離れて」と案じる声も多数寄せられた。粗品自身も「今が人生で一番カネがない」「僕なりのSOS動画ですよ」と語っており、彼にとっては冗談では済まされない状況であることが窺える。現時点では税金を滞納したというニュースは報じられておらず、一見通常通り活動しているようにも見える。しかし、今後の支払いのため、給料が2カ月後に支払われるのを待てない状況から、手っ取り早い稼ぎ方として、吉本興業と話をつけて何割か支払う「直営業」も視野に入れているとのこと。さらに、「ファンの結婚式を1000万円で盛り上げる」というユニークなプランも披露したが、実現性は未知数だ。次回の動画で、彼がこの絶体絶命の大ピンチをどのように切り抜けたのかが語られるか、注目が集まる。