59歳で誕生の”待望の我が子”を9歳から≪イギリスの全寮制スクール≫に入れた理由とは?11年経った「現在の親子関係」も聞いた


【写真】息子さんの渡英中、片山さん親子は夏休みを利用して欧州を旅した。そのときの記録を自費出版で本にしている

■“義務教育以外”を選んだ理由

 片山さんの息子さんはモンテッソーリ教育が受けられる幼稚園に始まり、小学校には通うことなく日本のフリースクールへ、さらに9歳から16歳までは“世界一自由な学校”とも言われるイギリスの『サマーヒルスクール』に通った。

 「子どもがまだ小さいとき、『バカをつくる学校』(成甲書房、ジョン・テイラー・ガット著)を読んでひどく衝撃を受けました。それまでは学校へ行くのが当たり前だと思っていました。それから学校に関する本を100冊以上読んで、『学校へは行くべきではない』と確信しました」

 息子さん自身、学校への入学に後ろ向きだったと言う。

 「小学校入学前に学校見学会に行くと、『学校へは絶対行かない』と言い張っていました。授業を教室の後ろから見ても『つまらなそう』と。どうして? と聞くと『みんな座って聞いているだけ』と答えたんです。学校嫌いな私の影響はないとは言えませんが、同じような考えの友人夫婦の子どもたちはみんな親の反対を押し切って学校へ通っています。本人も思うところがあったのだと思う」



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