ウィンドウズXPの代表的な壁紙として有名だった「青い芝生の丘」の今の様子がSNS(交流サイト)で大きな話題になっている。
【比較】ウィンドウズXPの壁紙になった芝生の丘の1998年と2025年の姿
英紙デーリーメールは6日「ウィンドウズXPのデフォルト壁紙として使用された写真『Bliss(ブリス)』が撮影された実際の場所の変化は、ネットユーザーを失望させている」と報じた。
白い雲が浮かぶ青い空の下、緑の丘が広がる風景が撮影されたこの写真は「世界で最も多く見られた写真」と呼ばれるほど有名だ。この写真は写真作家のチャールズ・オレアが1998年に米国のナパ・バレーを通り過ぎた際に撮影したものだ。デーリーメールは「当時彼は美しいブドウ畑を見て車を止め、この写真を撮影した。ブドウ畑がきれいに整えられていた理由は、その前に害虫の被害で樹木を伐採した状態だったからだ」と説明した。その後2001年にマイクロソフトはこの写真をウィンドウズXPのデフォルトの壁紙として採用した。
先日ある人物が現地の月日の流れをインスタグラムで公開し、大きな話題になっている。これを見たネットユーザーたちは「写真とはあまりに違ってしまった」と失望を隠せない様子だとデーリーメールは伝えた。
デーリーメールは「写真が撮影されてから27年が過ぎた今、SNSユーザーたちはこの伝説的な場所が『破壊』されたと主張している」「写真から分かるように、多くの人のパソコンで壁紙となった緑の丘はずいぶん前に消え去り、今はブドウ畑になってしまった」と伝えた。
この投稿に対してネットでは「ブリスの写真はしばらくみつめているだけで、自分も行きたいと思うほどだった。あまりに悲しい」「憂鬱(ゆううつ)だ」「10年後には駐車場になるだろう」「生き生きとして多彩だった場所がくすんだグレーに変わった」など非常に惜しむ声が相次いだ。
その一方で「あの場所に行ってみたが、今日も本当にきれいだったよ」「相変わらず美しいブドウ畑だ」「みんなあの場所がグレーの壁のマンションになったように反応しているね」「季節によるただの変化かもしれないよ」などの意見もあった。
キム・ガヨン記者