4月28日、フロリダ州ジャクソンビルで衝撃的な光景が目撃されました。道路の中央分離帯に出現した巨大なワニを、なんと素手に素足の男性が生身で取り押さえたのです。
男性は、元軍人で格闘家、SNSでは「Blue Collar Brawler(ブルーカラーブローラー)」として知られるマイク・ドラギッチさん。彼は現在、ボランティア消防士としても活動しており、命知らずの行動で注目を集めました。
現場にはジャクソンビル保安官事務所(JSO)、フロリダ魚類野生生物保護委員会、フロリダ高速道路警察も出動し、ドラギッチさんと連携してワニの安全な捕獲に成功しました。JSOはこの一件をFacebookでこう伝えています。
「昨日、I-95/I-295南側を運転中に“素足の男が中央分離帯で巨大なワニと格闘していた”のを見かけたなら——それ、見間違いじゃありません。実際に起きたことです。
JSOはフロリダ魚類野生生物保護委員会、高速道路警察、そして地元の“ワニ捕獲の伝説”ブルーカラーブローラーと力を合わせて、このワニを道路から排除し、皆の安全を守りました。
これも、サンシャイン・ステートではよくある、まったく普通の一日です。」
動画では、ドラギッチさんがポールを使ってワニと距離をとりつつ、車が行き交う中で慎重に制圧していく様子が映されました。彼はその後、Instagramに動画を投稿し、「なぜワニは道路を渡ったのか?」というユーモラスなコメントとともに発信しました。
ワニはアメリカ南部に広く生息しており、基本的には人間を避ける習性がありますが、不意の遭遇には注意が必要です。フロリダ州当局は、ワニを見かけた際は決して近づかず、専門機関に通報するよう呼びかけています。