道休蓮(どうきゅう・れん)という三文字の名前が、とにかく印象的である。父は、野球選手のダルビッシュ有。母は、タレントで実業家の紗栄子。と聞いて、なおさら興味深い。
【画像】ダルビッシュ有と紗栄子の息子が表紙モデルになった雑誌『SPUR』
モデルとしての活動を開始した道休蓮は、2025年1月にモード誌『SPUR』表紙モデルとして早くもデビュー。あわせて開設されたInstagram初投稿(2025年1月21日)のキャプションには「game start」と野心的なフレーズが記した。
男性俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、道休蓮の魅力を解説する。
17歳とは思えない佇まい
これはちょっと久しぶりに、掛け値なしで大型新人登場という感じ。2025年1月、16歳でモード誌『SPUR』(1月23日発売3月号)表紙で、モデルとしてデビュー。8ページもの特集で、この大型新人の“PROLOGUE”(序章)が描かれ、打ち出された。
身長は182センチ。ありあまるポテンシャルをゆったり、のびやかに、でも静かに熱が籠る眼差しで表紙カットに刻印する。ひとつ年を重ねた現在でも17歳とは思えない佇まい。
どこにこんな才能がいて、いったいどこからこんなメロウな色っぽさを醸しているのか。と、まぁひたすらもったいぶりたくなるこの大型新人の名前は、道休蓮という。表紙カット一枚で、見る者を虜にする彼のことをもっと知りたい……。
帰国中に表紙デビュー
道休蓮は、2008年北海道生まれ。父は、プロ野球選手として現在はサンディエゴ・パドレスで活躍するダルビッシュ有。母は、タレントの紗栄子。9歳のとき、イギリスに留学。全寮制の学校で学ぶ。
年に6回くらい休暇期間に帰国している。その帰国中に表紙デビューである。学校が休みだから、生まれた地でちょっとモデルでもやってみるか。みたいに思ったのか(いや、どんな魔法だよ!)。
あぁ、そうだ、道休蓮が生まれた2008年当時、ダルビッシュは北海道を本拠地にする日本ハムファイターズのスター選手だった。夫婦関係にあった紗栄子と札幌のある有名スーパーマーケットで買い物する姿がよく話題になった。あのとき、まだ幼い道休蓮も手を引かれて買い物していたのかしら。当時、筆者はそのスーパーの近所に住んでいたから、ついつい想像してしまう。