携帯電話大手が相次いで値上げを発表しました。
できるだけ安く抑えたい携帯料金。
プランの見直し次第では、今よりもお得になる可能性が・・・
「携帯見直し本舗」代表の鮎原透仁氏にポイントを聞きます。
【写真を見る】大手3社携帯料金“値上げ”へ「あなたは何ギガ使ってる?」料金プランの見直し方法をプロが解説【ひるおび】
■携帯大手3社 相次ぎ値上げへ
NTTドコモは6月5日から主要プランを月額1000円以上値上げし、スポーツ専門の動画配信サービスDAZNを無料で視聴できるなどの付加価値を追加。
KDDIはauの使い放題プランを8月1日からリニューアルし、現在契約している人も含め330円の値上げを発表しました。一方で衛星と直接通信し、空が見える場所であれば圏外エリアでも通信できるサービスや、都心の駅など混雑する場所でも繋がりやすくなる付加価値がプラスされます。
ソフトバンクも5月8日、携帯料金の値上げを検討していると明らかにしました。
携帯見直し本舗代表 鮎原透仁氏:
結構重要な出来事だとは思うんですけど、ほとんど知られていないですね。
auなどは特に多くの方が値上げになってしまうので、かなり影響が大きいですね。
■値上げの背景に「6G」
ITジャーナリストの三上洋氏によると、値上げの背景には携帯電話の進化があるといいます。
2030年目標で「6G」へ移行を予定しており、通信速度は「5G」の約100倍とも言われています。
電力効率100倍で充電を意識せずにスマホが使えるようになったり、海・空・宇宙まで通信エリアになるなど相当な進化を遂げそうですが、基地局の数がかなり増えてしまうためコストは2、3割高くなる見込みです。
ITジャーナリスト 三上洋氏:
携帯電話は常に10年後を見なければいけない。5年後、10年後のために「6G」の投資をしていかなければいけないので、常にある程度の利益を得なければならない。今は菅政権の大幅値下げの影響があって利益率が下がっているので、もうちょっと値上げして利益を戻したいのが携帯電話会社の本音です。
■携帯料金の見直し「まずはデータ使用量を把握」
そんな中、少しでも安くしたいのが携帯料金。
携帯見直し本舗代表の鮎原透仁氏は、
「まずはデータ使用料(ギガ)を把握。その上で、携帯ブランド・料金プランを見直せば、平均で月額4000円程度安くなる」と言います。