【ワシントン=淵上隆悠】米国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官は15日、ジェームズ・コミー元連邦捜査局(FBI)長官がトランプ大統領の暗殺を呼びかけたとして、同省などが捜査を始めたと明らかにした。ノーム氏が自身のSNSに投稿した。
コミー氏は15日、砂浜に貝殻を並べて数字の「8647」とつづった写真をSNSに投稿した。「86」には英語の俗語で「処分する」などの意味があり、「47」は第47代大統領のトランプ氏を指していると指摘されている。トランプ氏の長男ジュニア氏はSNSで「コミーが父の殺害を呼びかけた」と訴えた。
コミー氏は投稿を削除し、「この数字が暴力と結び付けられるとは思わなかった」と釈明した。コミー氏を巡っては、「ロシア疑惑」の捜査でトランプ氏と対立し、2017年5月に更迭された経緯がある。